LINE株式会社では2015年度新卒秋採用の募集を開始しました。
技術職のみの追加募集ということで、今回は先輩若手エンジニアのみなさんに普段おこなっている業務やLINEという会社について聞いてみました。
K.Yohei
IT運営室所属、LINEのネットワーク構築や運用を担当。2014年入社。
T.Yusuke
ITセキュリティ室所属、サービスセキュリティやVPNなど社内ネットワークを担当。2014年入社。
C.Mikyong
IT運営室所属、LINEゲームのDB運営を担当。開発初期のDB構築や、スペック選定、SQLチューニングなど。2013年入社。
O.Tasuku
IT運営室所属、LINEゲームのDB運営などを担当。MySQLやMongoDBなどのミドルウェア担当。インフラ構築、SQLチューニング、今後の運用のコンサルなどを行っている。2013年入社。
――皆さん宜しくお願いします。今回のインタビューは新卒志望の方にもご覧頂きたいと思っていますので、学生の頃はどんなことを専攻されていた教えていただけますか?
K.Yohei
私は現在ネットワーク構築などを担当していますが、大学でもネットワークの研究、特に無線ネットワークの研究をしていました。
T.Yusuke
サービスのセキュリティについて担当していますが、学生時代に専門的にセキュリティを学んでいたわけではありませんでした。幅広く情報セキュリティ的なこともやっていて、技術的なことだけではなく幅広く浅く様々なことを学んだ、というかんじです。
C.Mikyong
DBの担当をしていますが、学生の時は情報通信関連の専攻をしていました。DBやネットワークについて勉強したり、プログラミングをしたりしていました。
O.Tasuku
自分は音響信号処理の研究をしていたんですが、それ嫌になってしまってですね(笑)大学院にいってからは、ベンチャー企業でビッグデータ解析のバイトをしていました。
――現在の仕事と関係があったりなかったり色々ですね。皆さんから見て、LINEという会社はどんな会社ですか?やっている仕事内容など交えて教えてください
C.Mikyong
すごく成長が早い、スピード感がある会社だなと思います。
個人的にはその中から得られる事が沢山あるんですが、ユーザーの規模が他の会社と違うので、ここでしか経験できないことがあります。
LINEゲームでいうと新規タイトルのオープン時にサーバーの選定からやりますが、運営しはじめて沢山のユーザーの方に使ってもらえるようになって、実際にサーバが稼働しているのを見るのは嬉しいです。サーバーを限界ギリギリまで使われる機会というのは他のサービスではなかなか経験できないと思いますが、LINEの場合は限界まで使います。そして、どうやったらもっと効率よく使えるか考えるのが楽しいです。サーバーの構成やスペックをアップグレードして運用していくのも楽しいですし、月に何個かの新規タイトルをリリースしますが自分が予想するよりも多くのサーバーが必要になる時があります。
他にもカンファレンスや外部で講演する機会もあって、その準備をしたりするのも楽しい経験だなと思っています。
O.Tasuku
内容が似ていますけど、自分もスピードが早い会社だなと思います。
月にサーバーを10台20台とセットアップするのが普通で、先月も50台くらい色々なDBを構築するということをしました。新規タイトル1つにDBサーバだけで20台必要だったり、スピードが早いという以外にもスケールも大きいです。
他の会社の方からは「どれだけサーバーを絞ってうまくサービスをまわすか」ということを考える場面も多いと聞きますが、LINEの場合は安定志向です。より多くのユーザーの皆さんにより快適にアクセスしてほしいという理由から、他の会社では真似できないスケールのストラクチャを構築するところから入るのでインフラ資産を贅沢に使えるのは特徴的です。
今後どうなるかサービスが大きいので、チームのなかで標準化していく。僕が倒れたら他の人がどうするか。10台とかだと高等だけどもっと規模が大きい。
K.Yohei
私の場合はネットワークに関わる箇所を担当しているのですが、日本だけではなく海外で戦っている会社だなと感じています。日本だと電車の中や町中で使っていただいているのを目にする機会も多いので色々な方に使われているんだなと体感することはありますが、日本だけではなく海外も含めて色々な人に使われてコメントをもらいます。最近ですと海外の事業者の方から「最近LINEが何となく遅いんだけど」と言われることもあり、世界中で使ってもらっているんだなと実感するといったことがありました。
T.Yusuke
LINE全体ではないのですが、今のチームが面白いと思うのは「LINEの幅広さ」だと思います。ネットワークの攻撃の検知から、24時間監視をしているチームと攻撃があったら対応するといったことを連携をとりながらやれるというのは仕事の幅を決めずにやれているという事なのかなと思っています。
――LINEに向いているなと思う人はどういうタイプですか?
O.Tasuku
好きなことに集中すると時間を忘れる人、ですかね。スケールが大きくスピードも早い会社なので、実力が伴えば入社してすぐに色々やれますから集中して成果を出せるのは大事だと思います。
C.Mikyong
仕事が出来ない人は駄目ですよね、なんとかやっていけるとは思いますけれど。向いている、でいうと大規模なシステムを体験して一緒に成長していきたいと思えるかは大事じゃないでしょうか。ポンポン飛んでくるアラートにあまりストレスを感じずにポジティブに働けるといいと思います、頑張る気持ちさえあれば研修もありますし、チーム内でも色々教えてもらえますし、大丈夫だと思います。
K.Yohei
同じパートの先輩に言われた言葉ですが「慎重かつ大胆な人が向いてる」とのことでした。たしかにそうだなあと思うことがあって、ネットワークはケーブル一本さす場所を間違えば全てが駄目になりますし、とにかく早く手を動かさないといけない時もあります。
T.Yusuke
社内で使っているシステム、会議の形態、組織図、色々なものが常に変わっていくので、細かいことを気にしないほうがストレス溜めずに出来るかなと思います。
――仕事をしていると楽しいことだけではないと思いますが、LINEで働いていて大変だなと感じる部分はどういったところですか?
C.Mikyong
沢山の方に使っている証でもありますが、ユーザーの皆さんの評価がすごく厳しいです。インフラに関わる人なら誰もがそうだと思いますが、夜も昼も関係なくアラートがいっぱい飛んできたりするので妥協出来ないというのも少し大変かなと思います。
O.Tasuku
スピードがとにかく早いのと、関わる人が多いというところですかね。対外的な開発会社が世界中にいるので、最近だとフィンランドやドイツなど時差がある会社とやりとりをしていて24時間体制で色々なことをサポートしないといけないということがありました。開発者がデプロイした結果を見ていく作業が多いのですが、チーム内でなるべく標準化をしてDBのハードウェア設計のベースを決めたり、デベロッパーガイドを作って基本的なミスが無くなるよう対処するなどしています。
K.Yohei
大変なところは、ちょっとした変更の影響範囲が広いところかと思います。日本で行った変更がシンガポールやタイで影響があるということもあり、気づかないところ開発者やユーザーに影響があると言ったこともあります。ネットワークだけではなく、ユーザーの使い勝手も考えて仕事をしていかないなと思いますが自分自身はまだまだ出来ていないのでもっと頑張らないとなと思っています。
T.Yusuke
海外拠点にある他のチームとの連携部分で時間が予想以上にかかってしまい、自分が把握していない部分について許可を得るのが難しいといったことがありました。何と言えば正確に伝わるのか、表現の仕方もそうですがコミュニケーションをもっと上手に出来るようにならないといけないなと思っています。
――では、皆さんが働くうえで大事だと思ってること、すべきだと思ってることを教えていただけますか?
C.Mikyong
「まわりの人との関係を大事にする」ということです。どれだけ忙しくても、まわりの人に来ている依頼で自分が手伝えるものがあれば早めに手伝ってあげたいので、関係を大事にしていきたいです。
T.Yusuke
「信頼される人であること」です。何か問い合わせをもらった時などに変な対応をしたりせず、丁寧に回答をすればセキュリティチームとしての信頼にもなりますし、今後の連携もスムーズになると思います。
K.Yohei
「責任感」です。自分の仕事が色々なところに影響があるので、これをやったら何がおこるのか、相手は何をしてほしいのか、自分は何をすべきなのか、それにたいして作業をするだけじゃなく説明まで出来るのは大事だと思います。
O.Tasuku
「サービス主導主義」です。私達が働く理由は、サービスを動かして、ユーザーの満足度を高め、売上をあげる、ということだと思っています。仕事のうえでのモチベーションや手間がかかることもありますが、それはいつかはサービスのためになるなら難しくてもめんどくさくてもコミュニケーションとって責任感を持ってやっていく。それが前提にあれば、ああだこうだあってもいいし、よいものを作っていけると思っています。
――新卒入社してから5ヶ月しか経っていないお二人もいるので少しむずかしい質問になってしまうかも知れませんが、LINEで働いて成長しているなと実感することはありますか?
O.Tasuku
自分の場合は「とりあえずさっさとやる」というのが身につきました。学生の時は無限に時間があって徹夜もできました。凝り性なので、データ解析をする時などはああでもないこうでもないと頻繁にスクリプトを1から作り直したりといったことをよくやってましたが、今は他に沢山の人が動いて仕事を進めていくという状況なので「とりあえず作って動かす」という、先にやる癖がつきました。
C.Mikyong
私は中途での入社ですが、経験がある先輩たちがいてすごく勉強になります。わからないことは教えてくれますし、前職でやっていた仕事とは規模が違うのでそもそもの考え方が違う場面もあります。変化が激しく忙しいですが、LINEでの1年は他社の2年に相当するというくらい急成長していると思います。
K.Yohei
入社して5ヶ月ですが、学生の頃に比べると作業の確実さに気を配るようになりました。以前は「こんなもんでいいか」と思う部分もありましたが、作業の計画をたてて確実にしないと色々なところに影響が出てしまいます。同じパートをやっている先輩の経験を学ぶことも出来ますしアドバイスも的確なので、よい環境の中で成長できてるんじゃないかなと自分では思っています。
T.Yusuke
私も入社して5ヶ月なのですが、自分が成長しているかはわかりませんが成長しているからこそ任されているのかなと思います。入ってすぐでも任されることは多いと思いますが、サポートしてもらいながら成長させてくれる環境だなと思います。
――いま振り返って「学生のうちにやっておくといいもの」は何だと思いますか?
O.Tasuku
自分の場合、バイトでベンチャー企業に入るまではプログラミングをしたことなかったんです。ものを作る環境に入って行き当たりばったりで覚えて、データとか見て触るようになって感じたのは「やってみないとわからないことって多いんだな」ということでした。
当たり前なんですが、作ってから誰かに使ってもらわないとわからないことって多いんですよね。検索すれば何でもわかるように錯覚しますが、技術的なことなどはブログに書かれてないことのほうが世の中には多い。作ってみて、誰かに見られてなんぼなので、小さくてもいいからやってみるということを学生のうちからやっておくといいと思います。
C.Mikyong
会社に入ってからは自由な時間は無くなるので、学生の頃に遊んでおいて「あとは一生仕事しても大丈夫だ」ってくらいに遊んで楽しんでほしい。なので「勉強より今の時期を楽しんで」ということですね。
仕事に役立つという面では、新しい技術に対して集中して勉強するというよりは距離感がないくらいに親しくなることに慣れておくこと。とにかくよく見て慣れ親しむ、それだけしておけばいいと思います。
K.Yohei
とにかく手を動かせばいいと思います。会社に入ると会社ごとで導入する技術は違うので、使う技術も限られますし自由な時間も少なくなります。色々なことに興味をもって、さわって動かしてみるのをオススメします。実際そういう「手を出してやってみる」というのが今の自分に役立ってるなと思うことがあります。
T.Yusuke
なにか1つのことを突き詰めて限界まで詳しくなる、ことですね。同じ部署の中にいても業務内容が違う場合、一人一人説明したり方向性を話したりする時に「この分野なら自分がスペシャリスト」と言える、そういう分野をもつことが大事だと思います。自分もまだまだこれからですが。
――今後やっていきたいことを教えてください
K.Yohei
インフラ運営業務の効率化のためのシステム構築など、ネットワーク以外の分野にも取り組んでいきたいです。インフラ運営には日々新たな課題が生まれてくるものの、課題の改善に向けての取り組みを積極的にやらせてもらえる環境なので、そういった取り組みを通して、よりよいインフラを作っていきたいと思っています。
C.Mikyong
色んな部署の色々な人から自分では考えたこともないようなデータベースについての質問を受けることがあるので、そういった質問すべてにすぐ答えられるスペシャリストになりたいです。
T.Yusuke
私も同じで、「この分野で頼ってもらえる」というスペシャリストになりたいです。その分野がどこになるか自分の中でもまだ定まっていませんが、今後みつけていきたいと思っています。
O.Tasuku
自分はゼネラリストになりたいと思っています。LINEにはゲームやメッセージング、ECなど色々なサービスがあります。グローバルで展開しているのでそこで得られる様々なデータがあります。今は技術的なところをやっていますが、その技術がわかったうえで他のジャンルの、例えば企画職とか営業職とかそういうのも見てみたいなと思います。
ありがとうございました。
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K.Yohei
IT運営室所属、LINEのネットワーク構築や運用を担当。2014年入社。
T.Yusuke
ITセキュリティ室所属、サービスセキュリティやVPNなど社内ネットワークを担当。2014年入社。
C.Mikyong
IT運営室所属、LINEゲームのDB運営を担当。開発初期のDB構築や、スペック選定、SQLチューニングなど。2013年入社。
O.Tasuku
IT運営室所属、LINEゲームのDB運営などを担当。MySQLやMongoDBなどのミドルウェア担当。インフラ構築、SQLチューニング、今後の運用のコンサルなどを行っている。2013年入社。
――皆さん宜しくお願いします。今回のインタビューは新卒志望の方にもご覧頂きたいと思っていますので、学生の頃はどんなことを専攻されていた教えていただけますか?
K.Yohei
私は現在ネットワーク構築などを担当していますが、大学でもネットワークの研究、特に無線ネットワークの研究をしていました。
T.Yusuke
サービスのセキュリティについて担当していますが、学生時代に専門的にセキュリティを学んでいたわけではありませんでした。幅広く情報セキュリティ的なこともやっていて、技術的なことだけではなく幅広く浅く様々なことを学んだ、というかんじです。
C.Mikyong
DBの担当をしていますが、学生の時は情報通信関連の専攻をしていました。DBやネットワークについて勉強したり、プログラミングをしたりしていました。
O.Tasuku
自分は音響信号処理の研究をしていたんですが、それ嫌になってしまってですね(笑)大学院にいってからは、ベンチャー企業でビッグデータ解析のバイトをしていました。
――現在の仕事と関係があったりなかったり色々ですね。皆さんから見て、LINEという会社はどんな会社ですか?やっている仕事内容など交えて教えてください
C.Mikyong
すごく成長が早い、スピード感がある会社だなと思います。
個人的にはその中から得られる事が沢山あるんですが、ユーザーの規模が他の会社と違うので、ここでしか経験できないことがあります。
LINEゲームでいうと新規タイトルのオープン時にサーバーの選定からやりますが、運営しはじめて沢山のユーザーの方に使ってもらえるようになって、実際にサーバが稼働しているのを見るのは嬉しいです。サーバーを限界ギリギリまで使われる機会というのは他のサービスではなかなか経験できないと思いますが、LINEの場合は限界まで使います。そして、どうやったらもっと効率よく使えるか考えるのが楽しいです。サーバーの構成やスペックをアップグレードして運用していくのも楽しいですし、月に何個かの新規タイトルをリリースしますが自分が予想するよりも多くのサーバーが必要になる時があります。
他にもカンファレンスや外部で講演する機会もあって、その準備をしたりするのも楽しい経験だなと思っています。
O.Tasuku
内容が似ていますけど、自分もスピードが早い会社だなと思います。
月にサーバーを10台20台とセットアップするのが普通で、先月も50台くらい色々なDBを構築するということをしました。新規タイトル1つにDBサーバだけで20台必要だったり、スピードが早いという以外にもスケールも大きいです。
他の会社の方からは「どれだけサーバーを絞ってうまくサービスをまわすか」ということを考える場面も多いと聞きますが、LINEの場合は安定志向です。より多くのユーザーの皆さんにより快適にアクセスしてほしいという理由から、他の会社では真似できないスケールのストラクチャを構築するところから入るのでインフラ資産を贅沢に使えるのは特徴的です。
今後どうなるかサービスが大きいので、チームのなかで標準化していく。僕が倒れたら他の人がどうするか。10台とかだと高等だけどもっと規模が大きい。
K.Yohei
私の場合はネットワークに関わる箇所を担当しているのですが、日本だけではなく海外で戦っている会社だなと感じています。日本だと電車の中や町中で使っていただいているのを目にする機会も多いので色々な方に使われているんだなと体感することはありますが、日本だけではなく海外も含めて色々な人に使われてコメントをもらいます。最近ですと海外の事業者の方から「最近LINEが何となく遅いんだけど」と言われることもあり、世界中で使ってもらっているんだなと実感するといったことがありました。
T.Yusuke
LINE全体ではないのですが、今のチームが面白いと思うのは「LINEの幅広さ」だと思います。ネットワークの攻撃の検知から、24時間監視をしているチームと攻撃があったら対応するといったことを連携をとりながらやれるというのは仕事の幅を決めずにやれているという事なのかなと思っています。
――LINEに向いているなと思う人はどういうタイプですか?
O.Tasuku
好きなことに集中すると時間を忘れる人、ですかね。スケールが大きくスピードも早い会社なので、実力が伴えば入社してすぐに色々やれますから集中して成果を出せるのは大事だと思います。
C.Mikyong
仕事が出来ない人は駄目ですよね、なんとかやっていけるとは思いますけれど。向いている、でいうと大規模なシステムを体験して一緒に成長していきたいと思えるかは大事じゃないでしょうか。ポンポン飛んでくるアラートにあまりストレスを感じずにポジティブに働けるといいと思います、頑張る気持ちさえあれば研修もありますし、チーム内でも色々教えてもらえますし、大丈夫だと思います。
K.Yohei
同じパートの先輩に言われた言葉ですが「慎重かつ大胆な人が向いてる」とのことでした。たしかにそうだなあと思うことがあって、ネットワークはケーブル一本さす場所を間違えば全てが駄目になりますし、とにかく早く手を動かさないといけない時もあります。
T.Yusuke
社内で使っているシステム、会議の形態、組織図、色々なものが常に変わっていくので、細かいことを気にしないほうがストレス溜めずに出来るかなと思います。
――仕事をしていると楽しいことだけではないと思いますが、LINEで働いていて大変だなと感じる部分はどういったところですか?
C.Mikyong
沢山の方に使っている証でもありますが、ユーザーの皆さんの評価がすごく厳しいです。インフラに関わる人なら誰もがそうだと思いますが、夜も昼も関係なくアラートがいっぱい飛んできたりするので妥協出来ないというのも少し大変かなと思います。
O.Tasuku
スピードがとにかく早いのと、関わる人が多いというところですかね。対外的な開発会社が世界中にいるので、最近だとフィンランドやドイツなど時差がある会社とやりとりをしていて24時間体制で色々なことをサポートしないといけないということがありました。開発者がデプロイした結果を見ていく作業が多いのですが、チーム内でなるべく標準化をしてDBのハードウェア設計のベースを決めたり、デベロッパーガイドを作って基本的なミスが無くなるよう対処するなどしています。
K.Yohei
大変なところは、ちょっとした変更の影響範囲が広いところかと思います。日本で行った変更がシンガポールやタイで影響があるということもあり、気づかないところ開発者やユーザーに影響があると言ったこともあります。ネットワークだけではなく、ユーザーの使い勝手も考えて仕事をしていかないなと思いますが自分自身はまだまだ出来ていないのでもっと頑張らないとなと思っています。
T.Yusuke
海外拠点にある他のチームとの連携部分で時間が予想以上にかかってしまい、自分が把握していない部分について許可を得るのが難しいといったことがありました。何と言えば正確に伝わるのか、表現の仕方もそうですがコミュニケーションをもっと上手に出来るようにならないといけないなと思っています。
――では、皆さんが働くうえで大事だと思ってること、すべきだと思ってることを教えていただけますか?
C.Mikyong
「まわりの人との関係を大事にする」ということです。どれだけ忙しくても、まわりの人に来ている依頼で自分が手伝えるものがあれば早めに手伝ってあげたいので、関係を大事にしていきたいです。
T.Yusuke
「信頼される人であること」です。何か問い合わせをもらった時などに変な対応をしたりせず、丁寧に回答をすればセキュリティチームとしての信頼にもなりますし、今後の連携もスムーズになると思います。
K.Yohei
「責任感」です。自分の仕事が色々なところに影響があるので、これをやったら何がおこるのか、相手は何をしてほしいのか、自分は何をすべきなのか、それにたいして作業をするだけじゃなく説明まで出来るのは大事だと思います。
O.Tasuku
「サービス主導主義」です。私達が働く理由は、サービスを動かして、ユーザーの満足度を高め、売上をあげる、ということだと思っています。仕事のうえでのモチベーションや手間がかかることもありますが、それはいつかはサービスのためになるなら難しくてもめんどくさくてもコミュニケーションとって責任感を持ってやっていく。それが前提にあれば、ああだこうだあってもいいし、よいものを作っていけると思っています。
――新卒入社してから5ヶ月しか経っていないお二人もいるので少しむずかしい質問になってしまうかも知れませんが、LINEで働いて成長しているなと実感することはありますか?
O.Tasuku
自分の場合は「とりあえずさっさとやる」というのが身につきました。学生の時は無限に時間があって徹夜もできました。凝り性なので、データ解析をする時などはああでもないこうでもないと頻繁にスクリプトを1から作り直したりといったことをよくやってましたが、今は他に沢山の人が動いて仕事を進めていくという状況なので「とりあえず作って動かす」という、先にやる癖がつきました。
C.Mikyong
私は中途での入社ですが、経験がある先輩たちがいてすごく勉強になります。わからないことは教えてくれますし、前職でやっていた仕事とは規模が違うのでそもそもの考え方が違う場面もあります。変化が激しく忙しいですが、LINEでの1年は他社の2年に相当するというくらい急成長していると思います。
K.Yohei
入社して5ヶ月ですが、学生の頃に比べると作業の確実さに気を配るようになりました。以前は「こんなもんでいいか」と思う部分もありましたが、作業の計画をたてて確実にしないと色々なところに影響が出てしまいます。同じパートをやっている先輩の経験を学ぶことも出来ますしアドバイスも的確なので、よい環境の中で成長できてるんじゃないかなと自分では思っています。
T.Yusuke
私も入社して5ヶ月なのですが、自分が成長しているかはわかりませんが成長しているからこそ任されているのかなと思います。入ってすぐでも任されることは多いと思いますが、サポートしてもらいながら成長させてくれる環境だなと思います。
――いま振り返って「学生のうちにやっておくといいもの」は何だと思いますか?
O.Tasuku
自分の場合、バイトでベンチャー企業に入るまではプログラミングをしたことなかったんです。ものを作る環境に入って行き当たりばったりで覚えて、データとか見て触るようになって感じたのは「やってみないとわからないことって多いんだな」ということでした。
当たり前なんですが、作ってから誰かに使ってもらわないとわからないことって多いんですよね。検索すれば何でもわかるように錯覚しますが、技術的なことなどはブログに書かれてないことのほうが世の中には多い。作ってみて、誰かに見られてなんぼなので、小さくてもいいからやってみるということを学生のうちからやっておくといいと思います。
C.Mikyong
会社に入ってからは自由な時間は無くなるので、学生の頃に遊んでおいて「あとは一生仕事しても大丈夫だ」ってくらいに遊んで楽しんでほしい。なので「勉強より今の時期を楽しんで」ということですね。
仕事に役立つという面では、新しい技術に対して集中して勉強するというよりは距離感がないくらいに親しくなることに慣れておくこと。とにかくよく見て慣れ親しむ、それだけしておけばいいと思います。
K.Yohei
とにかく手を動かせばいいと思います。会社に入ると会社ごとで導入する技術は違うので、使う技術も限られますし自由な時間も少なくなります。色々なことに興味をもって、さわって動かしてみるのをオススメします。実際そういう「手を出してやってみる」というのが今の自分に役立ってるなと思うことがあります。
T.Yusuke
なにか1つのことを突き詰めて限界まで詳しくなる、ことですね。同じ部署の中にいても業務内容が違う場合、一人一人説明したり方向性を話したりする時に「この分野なら自分がスペシャリスト」と言える、そういう分野をもつことが大事だと思います。自分もまだまだこれからですが。
――今後やっていきたいことを教えてください
K.Yohei
インフラ運営業務の効率化のためのシステム構築など、ネットワーク以外の分野にも取り組んでいきたいです。インフラ運営には日々新たな課題が生まれてくるものの、課題の改善に向けての取り組みを積極的にやらせてもらえる環境なので、そういった取り組みを通して、よりよいインフラを作っていきたいと思っています。
C.Mikyong
色んな部署の色々な人から自分では考えたこともないようなデータベースについての質問を受けることがあるので、そういった質問すべてにすぐ答えられるスペシャリストになりたいです。
T.Yusuke
私も同じで、「この分野で頼ってもらえる」というスペシャリストになりたいです。その分野がどこになるか自分の中でもまだ定まっていませんが、今後みつけていきたいと思っています。
O.Tasuku
自分はゼネラリストになりたいと思っています。LINEにはゲームやメッセージング、ECなど色々なサービスがあります。グローバルで展開しているのでそこで得られる様々なデータがあります。今は技術的なところをやっていますが、その技術がわかったうえで他のジャンルの、例えば企画職とか営業職とかそういうのも見てみたいなと思います。
ありがとうございました。
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