今週も、はたらく机でスタッフを紹介していきたいと思います。
今日は企画分析チームで新規事業の企画担当をされている方です。

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――入社日を教えてください
2014年の4月入社です


――LINEに入社したきっかけを教えていただけますか?
現在のチームのマネージャーとは前職で一緒に働いていたのですが、転職検討前からLINEの話を彼から聞いていたので以前からよいイメージを持っていました。非常に多くのユーザが利用しているプラットフォームサービスなので、生活がより良くなるような新サービスを作って、このプラットフォーム上に乗せていければ、非常に効率的に多くのユーザに新たな価値を届けられる点が魅力的だと感じました。

前職では新規事業開発をやっていましたが、全ては国内向けのサービスでした。グローバルなメンバーと一緒に、グローバルの市場に向けて新規事業を開発できるというのも魅力を感じた点の一つです。

――現在はどのような仕事内容ですか?
先日の事業戦略発表イベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2014」で発表されたライフプラットフォームに関連したものですが、LINE TAXIのプロジェクトマネージャー、その他の新規開発の企画、LINE Payなどにも関わっています。LINEサービスの台湾・タイ展開にも関わり、現地市場にあわせたローカライズも推進しています。

※編集部注
「LINE CONFERENCE TOKYO 2014」についてはこちらです
http://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2014/844



――開発1センター 企画分析チームはどんなチームですか?
現在は10人くらいで、その名の通り企画と分析という2つのジャンルの人員で構成されています。企画部門はグローバルで展開する技術集約度の高い新規事業案件を推進し、分析部門は例えばレコメンドエンジンなど、LINEの大規模なデータセットでもスケールする高精度な機械学習ソリューションの開発や、各プロダクト・各国でのサービス改善に向けたデータマイニングを行なっています。

私は主に新規事業と既存プロダクトへの追加案件を担当しています。技術戦略室という開発部門の中に企画専門のチームがあるのは珍しいと思いますが、エンジニアたちと距離が近くコミュニケーションが取りやすい というメリットがあります。



――企画を作るという仕事の流れを大まかに教えていただけますか?
ものによりますが、例えば「タクシー」や「O2O」など大きなジャンルのお題がふってきて、それに対してチームメンバーにブレストに協力してもらって方向性を決めることが多いです。こうするのがいいというアイデアが出たらポイントをおさえてプレゼンをおこない、ビジネスの大枠の設計が完了すれば開発に着手します。イメージとしては、2割決まれば動き始めてしまう、といった感じですね。このスピード感は転職して非常に驚いたことの一つです。そのようなプロジェクトが並列でいくつかも動いているという状況です。


担当している LINE TAXI が先日のカンファレンスで発表された


――LINEでの仕事の進め方で特徴的な部分はどういったところでしょう?
エンジニアたちと普段からコミュニケーションがとれているので、企画のコアな部分が固まっていれば開発のフェーズに入っていくのはとてもスムーズです。企画に関しての決断がものすごく早くて、圧倒的なスピードで進んでいきます。ただその反面、どこかのタイミングでガラリと企画自体が変わる場合もたまにあります。(笑)

石橋を叩きまくってから進みだす会社が多いと思いますが、LINEの場合は決断も開発スピードも早いです。一般的な会社だと企画が100%出来あがってからじゃないと開発に入れないことが多いと思いますが、LINEの場合は普通は半年かかりそうな案件が2週間で完成したりします。

また、「そのタイミングでのベストな判断をする」というのも特徴的かなと思います。例えばプロジェクトが一度動き始めてしまうと、その後どれだけ外部環境が変わっても「事前に決めた予定通りに出す」ことをする会社は多いと思いますが、LINEはとにかくそのタイミングでベストな判断をする文化があると思いますね。


――LINEへ入社して驚いたことはありますか?
コミュニケーション負荷がすごく低くて「決裁のための決裁」や「社内調整のための資料作成」などが全然ないことに驚きました。チームで考え尽くした上で 「こういうのが必要」というものをちゃんと話すとすぐに理解してもらえますし、コミュニケーションロスがないのでやるべき仕事に集中できています。あと、売上よりも「ユーザに新しい価値を届けること」を本気で優先していることにも驚きました。

役員の方々との距離もとても近く、非常に協力的なことも特徴的だと思います。事業の方針が決まれば企業のトップ同士で合意を取ってくれたりもするので、パートナー会社の方と熱が高い状態でプロジェクトを進めていけるというのはとてもありがたいですね。


――企画という仕事をしていくうえで、どのような人と一緒に働きたいですか?
LINEはコミュニケーションプラットフォームとしてうまく機能しているので、いいものを作ったときに使ってもらえる可能性がとても高く、圧倒的な集客基板があるというのが魅力です。新しい価値をマーケットに投じるというのは、よいものを作っていたとしても集客するのがとても難しいのですが、LINEを通じて提供していける環境なので「世の中をよくしたい」とか「今までにない価値を生み出したい」と思っている人と働きたいですね。


――仕事をするうえでは大変なこともあるかと思いますが、印象に残っているものはありますか?
言語も文化も違う海外拠点のメンバー達とコミュニケーションをとって信頼関係を作ってプロジェクトを進めていくのは最初は難しかったですね。特にプロジェクトの進捗が好ましくない時などは距離が離れているとギスギスとしがちなので、月に一度行って実際にコミュニケーションを取るようにしています。

海外展開向けのものなど準備段階のものが多いですが、まずは出して、そこからが勝負なのでまだまだこれからです。


――会社の好きなところ、自慢できるところってありますか?
とにかくスピードが早いし、本質的な部分を大事にしてくれるので転職してよかったなと思っています。今のところ嫌いなポイントがないですね(笑)


――仕事をしていくうえで、工夫していたりこだわっていたりする事はありますか?
大事にしてるのは「論理思考に頼りすぎない」ということです。社会人になって6年半ずっと新規事業に携わってきて、論理思考に頼りすぎると良い新規事業は生まれないことを強く学びました。

論理的に綺麗に整理できると良い仕事をした気がしてしまうのですが(笑) それよりも、ユーザにとって本当に価値があるものは何なのか、を常に優先して考えるようにしています。幸いにも今の環境は非常に協力的に議論に付き合ってくれますし、企画ができた後のコミュニケーションコストも非常に低いので、論理思考とクリエイティビティのバランスをうまく保って働けていると思っています。


――今後やっていきたい事を教えてください
LINEならではの価値を活かして、ユーザの皆様がもっと使いやすくなるもの。「これがあるといいな」と思うものを1つでも多く作りたいですね。あと個人的にはもっと海外プロジェクトに多く関わっていきたいと思っています。


――ありがとうございました

次回も気になるスタッフに話を聞いてみたいと思います。


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https://linecorp.com/career/position/239