今週も、はたらく机でスタッフを紹介していきたいと思います。
今日は、広告ビジネス開発部でグローバルアカウントを担当しているマネージャーです。

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――入社日を教えてください
2014年2月に入社しました。


――LINEに入社したきっかけを教えていただけますか?
前職は新卒で大手広告代理店に入社したのですが、マーケティングのプランナーとして色々な企業と一緒にマーケティングプランやストラテジーを作っていました。ただ数年やっていて感じたのは、「様々な業種の企業のことを考え、プランを提案できることは面白いが広告代理店という立場である以上最終的な実行責任はとれない」ということと「もっと実際のビジネスをしているところで『やってうまくいくか、いかないか』を自分の責任のもとやりたい」ということでした。

そんな時に LINEというサービスは2013年から2014年にかけて利用者数で3億ユーザーを突破していたりして、すごく伸びてるサービスでした。Webやモバイル領域のマーケティングを企業と一緒にやっていたので、確実にこの領域がくるという強い確信があったのと、今までの経験を活かせるだろうと思いLINEに転職しました。

――現在はどのような仕事内容ですか?
LINEの広告ビジネスをもっと大きくするうえで、伸びしろである海外市場を「どうやってお金を稼げるようなステージにしていくか」を考えて、実行しています。具体的には、海外の各市場・地域にあわせて新しく広告メニューを作ったり、既存の広告メニューを現地の商慣習に合わせてローカライズしていったりというものです。

もう1つは、アジアのビジネス中心地であるシンガポールなどで、グローバルで広告展開している企業にヒアリングをして「どの国でどんなことをやるか」を、考えて、実行させていくというものです。中には国をまたいだLINEとのパートナーシップの契約などもあります。

――今までどのような案件を担当されてきましたか?
現在進行しているものは規模が大きかったり、どれも面白いのですがまだ言えません(笑)。過去に扱った案件でいうとバーバリーさんとグローバルパートナーシップを結んだり、台湾やタイなどでマストビュースタンプという動画視聴をダウンロードの条件にしたスタンプ商品をローカライズ展開したりと様々です。台湾ではキャンペーンが成功した効果もあり、色々と案件が来るようになって台湾大手の広告代理店と契約を結べたりと新たな展開も増えています。


――海外のセールス担当ということで、出張も多いのではないですか?
非常に多いですね。平均すると月に2回、多い時は週に1回のペースで海外出張をしています。最近は大企業のヘッドクオーターがシンガポールにある場合が多いのでアジアが中心ですね。欧米系の企業の場合はロンドンやニューヨークなどにも行きます。


――日々の業務として行うことと、具体的にどのような割合なのか教えていただけますか?
1つはとにかく海外からの問い合わせを沢山いただくのでその対応をしています。既にお付き合いのあるクライアントはもちろんですが、海外の広告代理店から初めてお問い合わせいただく場合も多く、チーム内で対応内容を決めて必要に応じてテレビ会議などで打ち合わせを設定します。ビジネスパートナーとしてのLINEを知っていただいたりという内容ですが、これが業務の3〜4割くらいです。

他には、新しいプロダクトをローカライズするための資料作成や、グローバルで展開している大きな代理店とのパートナーシップ契約を作ったりという作業が4割くらい。

残りの時間を使って海外拠点スタッフとの打ち合わせをしたりというかんじです。



――LINEは入社してみてどうですか?働いてみて感じたことなどあれば教えてください
これからやらなければいけないことに対して、過去にやったことがある人がいない場合が多く、毎日が新しいことばかりですね。定型がないし日々変わっていくので、どうやったらいいか自分で考えて進めないといけないというのは前職では無かったものなので、まさにやりたかったことをやっているなというかんじです。

そしてそれが国内と海外とで同時多発的におきます。海外は日本と違ってビジネスとしてまだ成熟していないエリアも沢山あり、まだまだ沢山のユーザーに使ってもらいたいエリアもあります。ビジネスのグロースをとるか、ユーザーをとるか、他の企業では出来ないであろう悩みもあって非常に面白いです。


――グローバルアカウントチームは海外向けのセールス担当だと思いますがどんなチームですか?雰囲気など教えてください
現在は4人くらいの小さなチームですが、業務内容はセールスというよりも、海外でのLINEのビジネス開発全体を幅広くカバーしています。 わたしは先ほど説明したような業務をやっていて、他の2人はクライアントとの渉外をメインに担当しています。4人と言っても、残りの1名は法人ビジネス担当の上級執行役員とシニアマネージャーでそれぞれ必要な局面で動いてもらうので実質1名とカウントしています。

――入って最初の仕事は何でしたか?
海外の法人ビジネスをやるかやらないかという段階だったのですが、海外拠点ですでに販売開始している部分もあったのでグローバルでの広告販売状況をまとめるところからスタートしました。まっさらな何もないところから始めたのですが、ポテンシャルとしては2015年6月実績としてグローバルで約2億1,100万人の月間アクティブユーザーなんですね。

​LINEはグローバルで多くのユーザーに利用されているのに、広告の売上は日本が多くを占めるという不均衡な状態で、不健全ともいえます。他社様からは驚かれることもあるくらいのスピード感で現在もビジネス展開をしているという自負はありますが、もっともっと早いスピードで実現しないといけないと考えています。


あまりのスピード感にカメラではうまく捉えきれません
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――担当されている領域に比べてまだまだ人が足りてないイメージですが、どんな人と一緒に仕事をしたいですか?また、どんな人が向いていると思いますか?
海外の企業で偉い人、例えばグローバル全体のマーケティング統括をされている方などがナチュラルに出てくるので、とにかく臆さないということが大事だと思います。良くも悪くも注目されている企業ですので、企業の上層部の方に対してひとしきり話して「このメディアは意味がある」とか「ポテンシャルがある」と思われないとスタートできません。物怖じせず、そういう人たちと渡り歩いて、卑屈にならず、主張するべきところはする必要があります。


――年齢的にはどのくらいの方がマッチしそうですか?また、必要なスキルや素養などについても教えてください
社会人経験でいうと色々な局面を見たであろう7〜8年くらいのキャリアはあってほしいので、30歳前後くらいでしょうか。スキルでいうと英語は必須です。

あとは、広告やマーケティング業界の世界的な潮流に興味を持って理解が出来るというのは大事です。欲を言えばグローバルの広告エージェンシーグループの知識があったりとか、広告主側の意思決定のプロセスがわかっているとか、業界知識があるといいですね。

素養については先ほども言いましたが、とにかく物怖じしないこと。大胆に交渉事とか出来るのはすごくいいなと思いますね。


――海外のセールス担当として、LINEはどういったフェーズにあると考えていますか?
今年から来年が勝負だと思っています。海外で本当に伸びているけど、決着がつくエリアもあると思います。外からみて一番注目が集まっている部分だとも思いますが、いかに多くの企業とコラボできるかはサービスとしての成長にも大きく影響しますし、将来のビジネスにも影響があります。

日本のサービスで本当に世界の企業と渡り歩いてビジネスを作れるのはLINEだけという状況にあると思いますし、国内のサービスで展開されている他社の場合は外資でしかなくて、ヘッドクオーターにいる人が方針を決めて実行するんですよね。その点でLINEは海外の一流企業と一緒にビジネスを作ることが出来ますし、サービスを背負っているという意味では商社でも出来ない唯一無二の仕事です。

海外のビジネス展開を組織として始めたのは去年の10月からで、今が一番大きくビジネスを作れる時期だと思っていますすし、もっともっと伸びていくのは間違いないという領域で強化していきます。3年後では遅い、まさに今しかない仕事とポジションがあるので興味がある方は是非ご連絡ください。


――色々なことがあると思いますが、やっていてよかったなと思うのはどんな時ですか?
いくつかありますが、海外の大きな企業と話をしていて「いいメディアだね、これからのメディアだね」と前向きに交渉が進む時や褒められた時は嬉しいですね。LINEというものが海外に認知され、最新のメディアだと言われるのは誇らしいです。また、自分が考えたプロダクトのローカライズ施策が売上になっていくのを目の当たりにするのは嬉しいです。


――では逆に、つらいと感じるのはどんな時ですか?
あまりネガティブにならないタイプなのでそんなに無いのですが強いて挙げると、LINEのことをこれから知っていただくという場合に自分たちがイケてると思っているところが理解されないのはつらいですかね。電話会議でスタンプなど独特なものを説明する難しさもありますが、そこをうまく説明して理解してもらうところがから我々のスタートなので日々当たり前のようにやっていることなのですが。


――会社の好きなところはどんなところですか?
これはすごくよいところで自慢したいところですが、社内に巨大なキャラクターのぬいぐるみがあるのはいいですね。海外のお客さんに来ていただいたりする時に、よいおもてなしになります。写真を撮らないお客さんはいないですし、国によっては「LINE自体はあまり使っていないけどキャラクターのファン」という方もいます。キャラクター人気が先行している場合があって、他のサービスと比較してすごく違うなと感じます。

編集部注:社内には様々なLINEキャラクターがいます
LINEの社内を一部改装して賑やかになりました


――リフレッシュ方法や休日の過ごし方を教えてください
基本的に休日は家から出ないのでテレビをよく見ています。特に仮面ライダーが好きで、フィギュアとか沢山集めていて150体くらいあります。好きな作品はクウガやWが好きですね。ライダー単品だと仮面ライダー555が気に入っています。


――工夫している、こだわっている仕事道具とかありますか?
仕事道具はこだわらないタイプで、昔からあまり装飾品にこだわれないのでそこを気にしないようにしています。シンプルにPCと携帯だけで全てをやっています。名刺入れはちょっと変わったデザインのものを使っていますね。

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――今後やっていきたい事を教えてください
とにかくLINEが一番いけているマーケティングメディアだと海外のあらゆるところで認知される状況を作る。それが全てです。サービスとしてもビジネスとしてもLINEを成長させることだけ考えています。


――ありがとうございました

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