今週も、はたらく机でスタッフを紹介していきたいと思います。
今日は LINE NEWSの編集者です。

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――入社日をおしえてください
2015年6月15日です。なので、入社して、まだ4ヶ月ちょっとですね。

――LINEに入社するまでは、どんな仕事をされてましたか?
6年間、雑誌の編集をやっていました。最初はアウトドア業界で登山の専門誌を作ったのちに、1年間フリーランスのライター・編集者になり、旅行誌やファッション誌などで、幅広く雑誌の編集とライティングを行っていました。その後は女性ファッション誌を担当していました。

――現在はどのような仕事内容ですか?
LINE NEWSの編集を担当しています。編集部は午前7時からの早番と、午後14時からの遅番のシフト制になっていて、私は遅番です。シフト勤務なので、土日働いて平日休みのこともあります。仕事の内容としては、ニュースのカテゴリーごとに担当が分かれていて、何百、何千とあるニュース記事の中からユーザーに届けたいものを選別して、それを記事にしています。私は前職がファッション関係だったので、例えば下の写真のような、流行のお店や美容情報、おしゃれネタなど、トレンドニュースを担当することが多いです。

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――雑誌の編集から、ネット業界に転職を考えたきっかけは何でしたか?
紙業界はこのままでいいのかな、ということ。紙の編集を6年やって、これから編集者としてどうしていきたいかを考えた時に、紙だけでなくネットでもやってみたいという気持ちが出てきたんです。一番最初に入った会社でよく言われたのが、「現場第一主義」。「実際に現場に行ってやってみないとわからない」という考えを叩き込まれていたんですね(笑)。ですから、ちょっとでもネット業界に興味があるなら、実際に行ってみないとわからないと思ったんです。

今までの自分の編集のスキルを持ってネット業界に入ることを考えた時に、大学時代にテレビ局の報道部でアルバイトしていたので、報道関係の仕事がなんとなくイメージできたので、ニュース配信なら違和感が少ないのではないかと思って選びました。たくさんあるネットメディアの中でも、LINE NEWSは、自分の中で一番身近だったことが決め手です。

――最初に会社を訪れた時の印象はいかがでしたか。
やはり異業種に行くので不安は大きかったのですが、最初のフィーリングを大切にしようと決めていました。面接は全部で3回あり、3名の方と行ったのですが、みなさんそれぞれ個性的で仕事に対する熱意も伝わってきて、こういう方のいる会社ならいいなと思いました。例えば、「どういう人材を求めていますか?」と質問したときには、「自分で考えて、自分で動ける人。それが一番重要。もちろん、紙媒体でやってきた知識・編集スキルも活かしてほしい。」と。その後も、今の課題や、LINE NEWSをこうしていきたい、こう変えていきたいと話が盛り上がり、熱意が伝わってくる面接でした。

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――実際働いてみて、紙媒体と違うと思ったことは何でしょうか。
やはり、スピード感が違うと思います。紙媒体だと、ライターさんが書いた記事を編集者が読み、編集長が読み、校正さんが読み、それをまた編集者が読んで記事になる。何重ものチェックを踏んで本になるのですが、インターネットの場合は、もともと記事の形で入ってくるというのもあって、それを記事化するまでの時間が短いです。早いものだと、ニュース記事が入ってきて10分後には配信されます。テレビ、ラジオ、新聞などのメディア全体を見ても、ネットのニュースはずば抜けて早いと思っています。例えば遅番で自分が作った記事が、翌朝のテレビのニュースなどになっていたりする。そういう意味では、テレビよりも早くニュースを知ることができるメディアとして、先頭を走っている感じはあります。ユーザーが求めているのも、このスピード感なのかなと思います。

――ユーザーの反応も紙媒体と比べると早いと思います。どう感じていますか
たくさんシェアされれば“よかったな”と思いますが、あまりその反応に振り回されないように心がけています。ただ、あまり記事が読まれなかった時は、タイトルのつけ方や写真の選び方を考え直すきっかけになります。そのタイトルや写真ひとつで、ユーザーに読んでもらえるかどうかが決まってしまう。選んだ記事自体がよくても、ユーザーに届かなくては意味がありません。編集がいいと思ってつけたタイトルを、ユーザーがきちんと読んでクリックする。ただ機械的にニュースを配信するのではなく、間に「編集者」が入ることで血の通ったメディアになる。こうしてきちんと人の手が入っているのが、LINE NEWSのいいところだと思います。

それと、今までは雑誌なので、登山だったら登山、ファッションだったらファッションといった専門的な知識が必要で、詳しくなった上で誌面を作る際にどれだけ自分らしさを出していけるかが大切だったのですが、今いるのはニュースの部門なのでそれプラス、世の中でどういうことが起こり、世間はどういうことに注目しているかを気にしつつ、いかに自分がフラットな立場でいられるかも意識しています。世の中の動きに敏感でいるためにいろんなメディアを見渡すようになりました。身近なことでいえば、朝のテレビ番組で何を取り扱っているかを見たり、他社のニュース媒体を見たりしています。

――ネット業界に入る上で、必要になったスキルがあれば、おしえてください
入る前はインターネットのスキルが必要になるかと思っていましたが、実際に仕事してみたら、特に専門的な知識は必要なかったのが驚きでした。システムを開発する部門の方がきちんとした枠組みを作ってくれているので、私たちは何を記事化して配信するかということに専念できます。LINE NEWS立ち上げ後に入った中では私が転職組第1号なのですが、私のあとに5人くらい紙媒体から入った人もいますし、多種多様な方がいる職場です。

――会社の雰囲気はいかがですか。
本当にみなさん、いい方ばかりなんです。理不尽なことで怒られることもないし、風通しはすごくいいですね。それにマネージャーが、毎日の会議の中で必ず「LINE NEWSの編集はこれからこういう風にしていこうと思う」という方針を言ってくれるんです。これが社員アルバイト関係なく部内の一体感を高めているのだと思います。

――入社して驚いたことはありますか?
みんなの会話がLINEで行われていることでしょうか。一番の理由は、部内で起こったことをログ化しておいて、自分がいない時間にどんなことがあったのかわかるようにするためです。そのせいで、会社がすごく静かですね。今までは電話が鳴って、隣では誰かが大声で話していて…という感じだったので、それがないのが少し物足りない感じはします(笑)。声に出して言ったほうが早く解決することもあると思うので、それは積極的にやっていきたいと思います。

――最後に今後の目標をおしえてください
みなさんある程度インターネットの知識があるので、私もそのあたりのスキルを磨いていきたいと思います。まだまだ勉強しないといけないと思うこともたくさんあるので、上の方を見ながらいろんなことを吸収していきたいです。転職してみて、物の見方が変わったという点ではとても刺激的ですし、編集者として世の中の動きを追うにしても紙媒体よりもライブ感があるし、世の中の人がどういうことを求めているかわかる。この業界に来てみて、ネットでできることがもっとありそうだなと可能性を感じています。

――ありがとうございました

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