今週も、はたらく机でスタッフを紹介していきたいと思います。
今日は 法務室 法務チームのリーガルカウンセルの方です。

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――入社日を教えてください
2015年7月です、ちょうど1年くらい経ちました。

――LINEに入社したきっかけを教えていただけますか?
前職は法律事務所にいたのですが「色々なサービスを現場で直接見てみたい」と思ったのがきっかけです。事務所では訴訟案件など何か起きた後の対応がメインだったので、サービスを生み出す側もやってみたいという気持ちがありました。

元々IT業界には興味があり、その中でもLINEはプラットフォームとして1つの会社で様々な分野のビジネスを扱うことができそうで、スピード感があり優秀な方が多そうだと思いLINEに入社しました。


――実際にLINEに入社してみてどうでしたか?イメージと違うところなどありましたか?
いえ、イメージ通りでした。組織がフラットで、スピード感がすごいです。「あの人に話をするためにあそこの部署の了解をとって、あの人に先に話しておいて…」といったことがなく、自分で必要だと思えば直接誰にでも連絡できますし、むしろそういったスピード感をもって仕事をすることが歓迎される文化があり、すごいなと日々感じています。


――現在はどのような仕事内容ですか?
現在担当しているサービスは、LINE NEWS、スタンプ・着せ替え、LINEバイト、CMなどで、最近さらにLINE@や、企業や店舗向けのビジネスプラットフォームの一部についても担当を始めました。

※編集部注
「ビジネスプラットフォーム」についてはこちらです
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2016/1293

法務チームの仕事は幅広いのですが、事業部からの日々の相談から新サービスや新企画に対する法務コメント、契約書や利用規約の作成・レビュー、キャンペーンの内容や表記の確認などが多いですね。


――法務チームはどんなチームですか?
現在は10名程度が法務チームに所属しており、弁護士資格を持っているのは私を含めて7名です。法務チームでは原則として、サービスや事業部ごとに複数の担当者を割り当てられます。私はこれまでかなり沢山のサービスを担当してきましたが、特定のサービスを長期間担当している人もいて、そこは各人の意向も考慮されますしその時々の体制でも変化します。

法務室の大きな基本方針として「企業価値最大化を目指すプロフェッショナル集団として行動する」というものがあります。そのため、法務チームメンバーは「リスクがあります」「NGです」と回答するだけでは不十分で「このままだとここが問題なのでこうしてみませんか」という解決策まで提示することが要求されます。法的に正しくてもビジネスとして見当違いな解決策を提示しては意味がないので、ビジネスの理解や今事業部が何を重視しているかという点も把握することが求められます。


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法務チームにはオープンソースの書籍なども並ぶ


――仕事をするうえでは大変なこともあるかと思いますが、印象に残っているものはありますか?
動画配信サービス LINE LIVE の立ち上げ時の担当の1人だったんですが、法務周りを1から作り上げていく過程は質量ともに大変な作業でした。しかし、経営陣や事業部の方々がどのような信念や狙いをもってサービスを生み出しているかという場に立ち会えたことは貴重な経験でしたし、自分が関わった番組が実際に生配信されてユーザーからコメントが付く様子を見ていたときは、ドキドキしましたが本当に嬉しかったですね。

また、LINEが扱うサービスはデジタルだけではありません。キャラクター事業やLINEマンガの担当をしていたときには、人気クリエイターのスタンプのグッズ化やLINEオリジナルマンガのコミックス出版に関わりました。タイトなスケジュールの中で、業界のプレイヤーや流通を確認したり、必要な契約を準備したりと大忙しでしたが、発売日に賞品が店頭に並んで購入されていく様子やSNSなどで全国のファンの方々に喜んで頂いている様子を見ていると疲れも吹き飛びます。

新しいサービスや商品の相談がきたときは、これがリリースされたら便利になるな、ファンの人が喜ぶだろうな、これは自分でもすぐに買わなきゃと思いながら、楽しく仕事をすすめています(笑)


――現在積極採用中とのことですが、どんな人がLINEの法務チームに向いていると思いますか?
2つあると思っていて、柔軟性のある人、スピード感がある人が合うと思います。

LINEでは様々なサービスがどんどん生まれており、同時に複数のサービスの法務担当になります。自分があまり詳しくない分野や最先端の分野の担当になることもあるかもしれませんが、個人的な好き嫌いや詳しいかどうかに関係なく、むしろいい勉強になると思って何にでも好奇心旺盛に対応できるような人だとフィットすると思います。また、自分個人の意見をしっかり出すことも歓迎されますが、ビジネスや会社全体の状況を踏まえて、自分の考えだけにとらわれず解決策を提案できるような柔軟さも大切だと思います。もちろん法務なので「絶対ダメなことは絶対ダメです」と言わないといけない場面もあります。これもケースに応じて柔軟に使い分けられる人だといいと思います。

次にスピード感ですが、企画や事業開発をしている部署は日々すごいスピードで動いているので、相談を待つだけでなく自分から積極的に事業部の会議に参加して法的な問題点を見つけたり、この先どういう問題が起きそうかという点を把握したり、フットワーク軽く色々と動くことが必要です。また、LINEではビジネスのスピードを落とすこと自体も大きなリスクだと認識した対応が求められます。実益があまりないところにこだわってスピードが遅れるというほうがむしろリスクが大きくなるので、そういう判断もできる人が向いていると思います。どちらも私自身まだまだ実践できていないところもありますが、ぜひこういう方に入ってきていただきたいです(笑)

相談のスタイルも、メールだけでなく、チャットなどでもどんどん来ますので、気軽に相談されるということは信頼されてきた証拠かなとポジティブにとらえられる人がいいと思いますね。


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キャラクター事業担当者との打ち合わせ風景。事業部とのコミュニケーションを大事にしています。


――会社の好きなところはどんなところですか?
仕事の内容自体が楽しいことに加えて、事業部や経営陣の人たちが刺激的で魅力的な人が多いところです。業界で有名な方も多いですし、一緒に仕事をする際は仕事の進め方やコミュニケーションの取り方ひとつとっても「この人はこういうスタイルで仕事の進めるのか」と感動することも多々あります。個性的な方が多いので、楽しいし刺激になりますね

また、裁量労働という形式で働いているのですが、外部のセミナーや委員会など、自分の裁量で調整すればいつでも自由に外出できるので、そういった部分も働きやすくて助かっています。


――今後やっていきたい事を教えてください
これまで社内のたくさんのサービスを担当させてもらってきたのですが、まだ担当したことがないサービスもありますので今後も色々担当して自分の見識を広げられたらと思っています。新しいサービスの担当になると法務面だけでなくビジネス面でキャッチアップするのが大変なんですが、社内のサービス間でコラボするときに両方分かっていると連携がスムーズに進みますし、あるサービスの例を他のサービスに応用できたりと事業部間の中継役になれるので、言葉は変かもしれませんがそういった便利な存在にもなれればいいですね。


――ありがとうございました

次回も気になるスタッフに話を聞いてみたいと思います。LINEではリーガルカウンセルを積極採用中です!是非ご応募ください。
http://linecorp.com/ja/career/position/234