今週も、はたらく机でスタッフを紹介していきたいと思います。
今日はモバイル企画運営室ではたらくLINEモバイルの企画スタッフです。
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――入社日を教えてください
 2016年の5月に入社しましたので半年くらいです。

――LINEに入社したきっかけを教えていただけますか?
 前職は通信系や通信キャリアでBtoCのビジネス部分の企画やMVNEといった業務を行っていたのですが、3月に開催されたLINEの事業戦略発表イベント「LINE CONFERENCE TOKYO 2016」でLINEがMVNOを始めると聞き、自分の経験が活かせると思い応募しました。


――現在はどのような仕事内容ですか?
 大きく2つあります。1つはLINEモバイルというサービスの企画です。直近でわかりやすい例ですと端末保証のサービスを開始したのですが、その企画などを担当しました。

※編集部注
端末保証オプションについての詳細はこちらです
端末保証オプションスタート! 万が一のトラブルに備えます : LINE MOBILE 公式ブログ

 もう1つは端末の販売です。LINEモバイルでは、ご契約と同時に購入出来るスマートフォンやタブレットを用意していて、そもそもどういった端末を扱うのかといった事から始まり、メーカーとの交渉、ディストリビューターへのヒアリング、価格交渉、端末のポートフォリオ作成なども行っています。


――実際にLINEに入社してみてどうでしたか?
 まわりからは「馴染むのが早かったよね」とよく言われます。おそらく、入社する前から「LINEでは皆さんどんな働き方をしているか」色々と聞くことが出来たのでミスマッチがなかったのだと思います。LINEモバイルというサービスのスタートメンバーだったということもありますが、組織がフラットで話しやすい環境があり、チームメンバー全員が「自分の業務はこれなのでこれしかやらない」ということがなく、みんなでサービスを作っていくというマインドがあり、それこそ「サービスのためなら何でもやる」を実践して1つの方向を向いているというのが理由としてあると思います。

――企画運営室はどんなチームですか?
 15人前後いるのですが「ザ・企画」といった職種は私ともう一人いるくらいで、開発系が5人くらいとUXやWebなどの担当チーム、それと営業担当ですね。これから販路をどんどん増やしていきたいので代理店へのアプローチをする担当がいたり、ユーザーサポート関連のコントロールをする担当、裏方の財務経理などがいます。


――LINEモバイルの企画はどのように進むのでしょうか?
 非常にシンプルです。例えば先ほど少しご紹介した端末保証でいうと、LINEモバイルの社長である嘉戸から「端末保証をやりたいので企画してください」とボールを受け取って、あとは進捗を共有しながらどんどん進めていきます。まず、端末保証を一緒にやってくれるパートナー企業を探します。こんなことをやりたい、できますか?とパートナーになりうる会社にお声がけしていくわけですね。そこからはビジネス条件の話をしたり、いつリリースするのか、具体的なスキームの確認をして、契約をかわすといった流れです。お客様から見えるところ以外も全て担当しています。


――LINEモバイルでの企画をする楽しみとはどういったところですか
 LINEということでお客様からの注目度が高いと感じていますし、非常に多くのお客様にサービスを受け取ってもらえるのが嬉しいです。期待値や注目度が高いので、LINEモバイルとしてどういうコンセプトであるべきかは常に議論して企画を行うようにしています。

 LINEモバイルはお客様に喜んでもらえるサービスをシンプルに提供していきたいと考えています。最近の通信サービスってすごく込み入っていることが多いじゃないですか。「但しこの項目については…」と米印で注記が入ることがとても多いんです。利用されるお客様よりもビジネスを向くばかりで複雑になりすぎているのではないかと思います。

 以前の職場では、自分が使いたいと思ったり人に勧めたいと思うサービスに携わることが出来ませんでしたが、今は本当に自分が使いたいと思えるサービスにしていけることがとても楽しいです。とはいえ、そこはボランティアではなくビジネスなのでお互いにとってハッピーなギリギリなラインでバランスを取れるよう模索しています。そこが企画としての難しさであり、楽しさでもあると思います。

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――仕事をするうえでは大変なこともあるかと思いますが、印象に残っているものはありますか?
 他の会社と違うのは、良くも悪くもスピード感があるというところです。意思決定がメールや稟議ではなくLINEのトークの中で決まって進んでいくこともありますし、検討していたよりもよい方向だとなれば朝令暮改といったこともあります。

 もう1つ、業務範囲が大きいので何でも自分でやるというのも大変といえば大変かも知れません。他の会社では企画は企画、書類作成や送付は別の担当者がいたりする場合もありますが、自分でやったほうが結果的によいと判断した場合などは進んでやってしまいます。

――では、やっていてよかったなと思うのはどんな時ですか?
 端末保証の企画をしていた時のことですが、一般的にはSIMを申し込む時にしか加入できないんですね。LINEモバイルは9月からサービスを開始して、当初ご加入いただいて今まで入れなかったお客様も多く存在するわけです。普通は「SIM申込時しか入れません」となると思いますが、いち早く加入してくださっている方はサービスを愛してくださっているお客様でもあります。そういったお客様を蔑ろにしたくないので「既存のお客様も1ヶ月間は申し込めます」という状況に出来ました。

 これが他の会社であれば「9月から1月までにご加入いただいた一部のお客様だけに向けてマイページを改修してテストしてという投資をどう回収するか」という議論になりがちですが、そうはなりませんでした。電話で申込でもよかったけどマイページで申し込めたほうが便利だよね、とすんなり進んだのでお客様の方向を向いて一緒にサービスを作っていけるよいチームだなと思いましたし、やっていてよかったなと思いました。


――現在積極採用中とのことですが、どんな人がLINEモバイルの企画に向いていると思いますか?
 通信サービスというのは入っておしまいではなく、長く使ってもらえることが大事です。そういったマインドをチームメンバー全員が持っているので、目先の結果よりも長期的な視点で企画を立てられる方がよいと思います。また、ユーザー志向はとても大事ですが、お客様が欲しがっているから提供しますというだけではいけません。ビジネスとして、ユーザー視点としてうまくバランスをもって落とし所を見つけられるように企画をする必要があります。

 競合も多い業界なので、どう生き残るか、LINEらしさをどうサービスに組み込んでいけるかという視点も必要だと思います。直近ではLINE MUSICに加えてLINE、Twitter、Facebook、Instagramがカウントフリー対象となるMUSIC+プランなどがわかりやすい例かと思います。

 また、攻守のバランスというのもあると思っています。MUSIC+はわかりやすい攻めのサービス、端末保証は他社もやっている守りのサービス。こういう時には攻めて、こういう時には守る。そういう取捨選択ができるというのも大事だと思います。

 いいものを作りたいとくすぶっている人、やりたいことがあっても会社から「収支がどう」とか「今季のバジェットが」とか「今季のKPIが」といわれてサービスを進められない。そういった人にも向いていると思います。是非一緒に企画をやりましょう。


――会社の好きなところはどんなところですか?
 同僚が皆、サービスへのアンテナが高いというところです。意識もスキルも高いし、ポジティブなんですよね。何か新しいことをやろうとしている時に「工数が…」「歴史的背景が…」と誰も言わないですし、むしろ「やるならこうやったほうがいいのでは」と提案してくれるんですね。自分自身も使いたいものになるよう、お客様の立場になって考えている証だと思います。

 それと、LINEのスタッフはLINEモバイルの1回線がプランを問わず全額キャッシュバックとなる福利厚生もできました。お客様に提供する前に社員みんなでテストして、良いとおもったものをリリースするというLINEのカルチャーがいいなと思います。


――今後やっていきたい事を教えてください
 サービス開始から半年に満たないですが、今まで慎重にやってきています。自社のWEBだけで販売を始め、1つ1つお客様に迷惑がかからないか確認しながら足元が固まってきたのでAmazonでの販売を開始。そしてこれから更に販路の拡大をしていきたいと思っています。

 MVNOでの1位になることも目標ではあるのですが、LINEというプラットフォームはどこの通信キャリアよりも大きなユーザー規模を持っています。いちMVNOにとどまらないビジネス基盤・顧客基盤になるよう、大手キャリアに伍するくらいのユーザー規模、サービス規模にしていきたいと思っています。


――ありがとうございました

次回も気になるスタッフに話を聞いてみたいと思います。LINE モバイルでは企画職のみならず様々な職種で積極採用中です!是非ご応募ください。