こんにちは。「はたらく机」も62回目になりました。今回は、AIアシスタント「Clova」のアライアンスを担当している、和波豊さんの机におじゃましました。

各家電メーカーと連携しながら、音声で家電をコントロールできるClova Homeの可能性を広げている和波さんに、クライアントワークのコツやIoT領域の仕事の醍醐味を聞いてみました。

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Clova Friendsを持って登場した和波豊さん。

和波 豊(わなみ ゆたか)
Clova事業企画室 Clovaアライアンスチーム所属。2002年に新卒で日本ヒューレット・パッカード株式会社に入社し、エンタープライズの基幹系システムの構築およびプロジェクトマネージメントを担当。2011年からはヤフー株式会社に入社して、広告プロダクトやIoTビジネスのサービスマネージャーを務める。2018年5月にLINE株式会社に入社。現在はClovaプラットフォームのClova Homeに関するビジネス開発を担当。

休日は、二人の娘と遊んで過ごしている。

ひかれたのは、スピード感と本気度


――LINEに入社したキッカケって、何だったんですか。

和波:前職のヤフーでは、広告やIoT(Internet of Things:モノのインターネット)を担当していました。転職しようと思ったキッカケは、2017年の「LINE CONFERENCE」(事業戦略発表会)です。そこでClovaのデモを見た時は、本当にビックリしました。AIのサービスがリリースされることは、少し前に発表されていたんですが、そこから数カ月でしっかりと形にしていました。それに、あんなにオープンな場でデモをやるなんて、スゴいなと(笑)。

――ありましたね。LIVE配信を見ていて、ヒヤヒヤしました(笑)。

和波:(笑)。当時、私も1年半ぐらいIoTに関わっていましたが、その界隈では、オープンな場でのデモは“鬼門”と言われていたんです。ノイズがありますし、Wi-Fiも電波干渉したり、失敗する可能性が高い。まさか、あのとき本当にデモをやるとは思いませんでした。しかも、ちゃんと成功したんですよね。

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――で、スゴいなと。

和波:はい(笑)。もう一つ驚いたのは、「LINE CONFERENCE」の話題の中心がClovaだったことです。大きい会社の場合、メインの事業をやりつつ、小さな部隊で新規事業をスタートさせることが多い中、新規事業にしっかりと投資しているのがわかりました。それなら、自分もチャレンジしてみたいと思ったのが、転職のキッカケです。スピード感と本気度にひかれましたね。

――いまは、どんな仕事をしているんですか?

和波:Clova Homeという、音声インターフェイスを使って、家電などをコントロールするサービスを担当しています。当然、操作する家電とClovaがつながらないと何もできないので、製品とClovaをつなげていただけるメーカーさんを探して、提案の段階から、その後の連携完了までの折衝をしています。プロモーションやマーケティングなど、連携後の施策の話もさせていただいています。

――実際の商品を見せてもらってもよいでしょうか。

和波:いいですよ。私の机にありますので。

はたらく机を見せてください


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こちらのピンク色の物体は「Philips Hue」。ネットにつながるLED照明です。Clovaを使った音声操作で、つけたり消したり、色や明るさまで変えられます。

「ねぇClova、照明をブルーにして」。
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癒やしのブルー。

暖かい雰囲気のオレンジにもできちゃいます。
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気分によって色を変えてみるのも楽しそうですね。
和波さんのいまの気分は……、

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ピンク! だから、たぶん良いはず。

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「ねぇClova」。いつもこんな感じで、Clovaに話しかけているそうです。

提携企業の見つけ方


――提携先の企業は、どうやって探しているんですか?

和波:ひとつは、IoT関連のメディアで、新しい製品や各企業の業務提携のニュースなどをチェックするという方法です。そのうえで、Clovaと連携したら何か面白いサービスができるかも、と思ったら、すぐに連絡してみます。もうひとつは、前職などで既につながりのある企業に相談するパターンですね。

――いろんな企業や製品を知らないとできませんね。

和波:そうですね。お客さんと初めてお会いする時には、その企業のIRに目を通すようにしています。「四半期説明資料」とかプレスリリース、製品の情報もチェックします。やっぱり相手のことを理解することは大事ですから、少なくとも発表されている内容は、把握するように心がけています。

前職では、事業計画を立てることもあったので、参考になりそうな企業のIRをよく見ていたんです。自分の中ではそれが習慣化していて、いまではニュースを見ている感覚に近いです。

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――各企業の方と、食事に行くようなこともありますか?

和波:仲良くなったらありますよ(笑)。打ち合わせの場では、なかなかコンタクトがとれない役員の方を紹介してもらえることもあります。アライアンスをやっていて面白いのは、事前に調べられる情報以外に「実は、こんなところで困っています」というような、表に出ていない話を聞けたりすることですね。

なので、現場に出ることが一番自分のスキルにつながると思っています。人と話すことで情報が増えて、それをつなぎ合わせることで新しいことが創造できたりもしますので。

チーム間に壁がない


――LINEではたらくようになって、他社との違いを感じたりすることはありますか?

和波: LINEでは、誰かの承認をずっと待たなければならない、ということがないんですよね。それは、すごくいいなと思っています。基本的に自分たちで考えて動いています。ちょっと心配なことがあったら、周りの人に相談して、反応が良ければ、まずはチャレンジしてみる。筋が悪そうなら、別の方向で考えるようにしています。

――入社してまだ2カ月なんですよね。チームの雰囲気はいかがですか。

和波:社内に中途採用の方が多いですし、Clova自体が立ち上がって間もないので、あまり周りとの壁を感じませんね。Clova事業企画室には、半月に1人ぐらいのペースで入社してくる人がいまして。企画室の中には複数のチームがあるんですけど、他のチームに人が入ったときも毎回合同で歓迎会をするんですよ。そうすると、結構な頻度になります(笑)。他のセールスやプロモーションチームのメンバーとは、そういう場で仲良くなったりしますね。

――いいですね(笑)。

和波:あと、アライアンスのメンバーは各領域の専門家ばかりで、話しているだけで刺激的なんですよ。なんとなく、子どもみたいな人が多いかもしれません……(笑)。「あんなこと、こんなことやってみたいよね」って、よくフロアで話しています。

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Clovaでできること


――Clova Homeが普及していくと、いまの生活がどう変わるのでしょうか。

和波:もうしばらくすると、どの家庭にでもあるような家電は、ほぼClova経由で動かせるようになります。他社のスマートスピーカーと違って、日本で主流の赤外線リモコンの家電にも対応していますので。日本の「電気用品安全法」に配慮しているのも、しっかりと日本のマーケットを見ているClovaならではの魅力だと思っています。

でも、まだまだスキルが少ないので、もっと増やしていきたいですね。Clovaでできることを意識しながら使うんじゃなくて、意識しなくてもいろんなことができる世界にしていくのが目標です。

――マニュアルを見ながら使うとなると、本末転倒ですもんね。

和波:各家庭の照明が、白熱電球からLEDに変わっていったように、意識することなく家の中にIoT家電が増えていったらいいなと思っています。革命的にガラッと変わるというよりは“じわじわ”でいい。建売の家とか賃貸マンション、ホテルとかでも、最初からClovaが組み込まれていて、違和感なく使える状況をつくっていけるといいですね。

――やれることは、たくさんありそうですね。

和波:はい。IoTは、まだまだ正解がない領域だと思っています。マーケットとして確立していないので、やりようによっては成功するし、失敗もあるというのが面白いですよね。スマートスピーカーもIoTの一部だと思いますが、世帯普及率は、国内市場全体で1〜2%ぐらいだと思いますし、普及した後に何ができるの? と考えると、いろんな可能性がありすぎて先が見えません。そういうビジネスにこそ、興味があります。

――この記事を読んでいる方に、メッセージを送るとしたら、どんな言葉をかけますか?

和波:いま、ワクワクしていますか? って聞きたいです。その気持ちがないと成長もないでしょうし、仕事を楽しめないですよね。

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和波:去年、私が転職を決めるキッカケになった「LINE CONFERENCE」で感じた期待は、入社してからも裏切られていません。毎日楽しいですよ。

ときどき、ドラえもんとかミニオンの声が聞こえてきますし(笑)。

はたらかないイス


社員がオフの時間を過ごす、お気に入りのイス(場所)を紹介するコーナーです。
和波さんの「はたらかないイス」はこちら!

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イス、というかシーソー! 休日はもっぱら、2人の娘さんと遊んでいるそうです。

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なんだか、和波さんが一番楽しんでそうですね。

Clova事業企画室では、以下のメンバーを募集しています。

#はたらく机

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