LINEでは、価値基準の「WOW=NO.1」を生み出すために、人事制度や組織作りの面でも様々な工夫をしています。

そこで今回は「LINEのしくみ」と題して、LINEを支える制度についても紹介してみたいと思います。まずは、2019年に導入が決まった「新株式報酬制度」(ストックオプション)です。

今回のストックオプション導入について、CEOの出澤剛が以前、インタビューでこんなことを言っていました。

  • 「我々の業界は人材がすべて」
  • 「グローバル基準の本当に優秀な人に来てもらいたい」
  • 「やり甲斐のある環境の中で、いきいきと働いてもらいたい」
  • 「大胆に挑戦したい人が報われるようにしたかった」

出典:【トップ対談】慎ジュンホ×出澤剛、代表取締役2人が語る「CWO(Chief WOW Officer)の使命」

この「大胆に挑戦したい人が報われる」制度とは、具体的にどんなものなのでしょうか。企画に携わった人材支援チームのマネージャー、土橋豪に解説してもらいました。

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新株式報酬制度の企画に携わった人材支援チームの土橋豪。

ストックオプションとは?
株式を使った報酬の一つで、株式会社の従業員や経営者が、自社株をあらかじめ決められた価格で取得できる権利のこと。あらかじめ決められた価格より株価が上昇した場合には、取得した株式の売却によって利益を得ることができる。

ちょっとその前に、LINEを取り巻く状況についてお伝えします。ご存知の方は飛ばしても大丈夫です。

LINEは第2創業期


LINEは、2019年以降を「第2創業期」と位置づけて、コミュニケーションのあり方を変えた「LINE」のようなサービスをもう一度生みだそうと、フィンテックやAIなどの新しい領域にチャレンジしています。

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新たな領域でも「LINE」のようなサービスを生み出すために、「LINE」の立ち上げからサービスをけん引し、「LINEのコアエンジン」のような存在の慎ジュンホが、2019年4月に「CWO」に就任しました。サービスの競争力を優先する「Service Driven」と、価値基準「WOW」をこれまで以上に追求しています。

さらに、組織としても「カンパニー制」を導入し、それぞれのカンパニーにCEOを置くことで権限委譲を進め、より機動性が高く、より成果が出せるような体制にしています。

「LINE」はもはや、単なるメッセンジャーサービスではありません。メッセンジャーだけではなく、マンガやMUSICなどのエンターテインメント、ニュース、決済・送金、クーポン、ショッピング、フードデリバリーなど、24時間365日、日々の生活に欠かせないものになってきています。

今後、フィンテックやAIなどの新しいサービスで、さらに生活に浸透していくでしょう。それを私たちは、「Life on LINE」と呼び、新しいビジョンとして掲げています。

6月に開催した「LINE CONFERENCE 2019」で、CWOの慎ジュンホが、「Life on LINE」について詳しく語っています。ぜひアーカイブ動画をご覧ください。

オープニングから慎が登場します。

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2019年からの3カ年事業方針。3月株主総会の発表スライドより。

このあたりの状況を踏まえつつ、今回のストックオプション導入について話を聞きました。

担当者に聞く、報酬制度のWOW


――今回の株式報酬制度(ストックオプション)を企画した意図を聞かせてください。

土橋:2018年度の下期に、出澤さん(CEO)から「今後3年間で、LINEの企業価値を2倍に成長させたい」という話を聞きました。

新しい成長戦略にドライブをかけるのは「人」です。グローバル基準でトップクラスの人材をひきつけて、活力をもって挑戦をしてもらえるような魅力的な制度は何なのか。経営企画、財務、法務、IR、人事など、各ファンクションからなるメンバーで議論しました。結果として、他社にはないLINEオリジナルの制度になりました。

具体的には、新しいストックオプションは4つの要件を満たす設計にしています。

  • 1)精鋭人材にとって大胆で十分に魅力的なもの
  • 2)WOW(=NO.1)への果敢な挑戦を強力に後押しするもの
  • 3)パフォーマンスに応じて配分される公正なもの
  • 4)企業/株主価値の向上に資するもの

――なぜ株式での報酬にしたのでしょうか。社員として、「お金のほうがいいな」とは思いませんでしたか。

土橋:そういう声もありますね(笑)。ストックオプションのような株式報酬は、スタートアップや上場前の企業のインセンティブ制度じゃないか、と。まさにそれが、今回、ストックオプション導入を決めた重要なテーマです。

スタートアップの企業のように事業成長や企業価値向上のために全社員で取り組み、その期間で得た果実を分かち合うことができる制度、大胆に挑戦したい人が大きく報われる制度として、株式報酬が適していると判断しました。

――国内IT企業では「類を見ない報酬」とのことですが、具体的にどのくらいスゴいのでしょう?

土橋:報酬としては、3年間で総株式数比、約10.8%のストックオプションを付与する予定ですので、他社と比較しても破格の規模です。単純計算して、3年で企業価値が2倍になったときのリターンは……と考えてしまいます(笑)。


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LINEのストックオプションの規模は、他社と比べても破格。例えば、2019年9月9日時点のLINEの時価総額は「9575億9800万円」、その10.8%にあたる「約1034億円」分の株式が、ストックオプションとして付与される計算になる。それが2倍になったとしたら……。え?

最新の株価情報はこちら。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/3938:JP

――これは、私にもチャンスはあるのでしょうか(笑)。

土橋:はい。ストックオプションは、取締役など一部の限られた対象者に対しての制度というイメージがあると思うのですが、今回は正社員全員にもらえるチャンスがあります。

また、総株式数比で10.8%のうち、取締役に対するストックオプションは年約1.2%に限定していて、従業員に対する報酬制度としては、国内でも異例のインセンティブになっています。グローバル基準で、トップクラスの方たちにも十分に魅力を感じてもらえるのでは、と思っています。

――それが成果に応じて配分される。

土橋:そうですね。平等に機会が提供されますし、創出した価値に対して、公平に配分されるような仕組みになっています。ストックオプションは、あらかじめ誰にどれくらいの株式を付与するか決まっていることが多いと思いますが、付与のタイミングを年度の成果が出た後という設計にしているので、明確にパフォーマンスに応じた配分が可能です。


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株式報酬の配分のイメージ。2019年2月から「カンパニー制度」を導入しています。


――導入スケジュールについて、もう少し教えてください。いつから付与されるのでしょうか。

土橋:今回のストックオプションは、年度の貢献に基づいて付与するので、年度終了後の翌年に付与数を決定する設計にしています。ただLINEの3カ年事業方針で、より責任ある立場で積極的な関与が期待される職位の方には、7月(2019年)に先行して付与を行っています。それ以降は、また確定したらお知らせします。

――いま全社的にリファラル採用を強化しています。これから入社する方にもチャンスがあるということですよね。

土橋:はい、その通りです。

――まずは2019年度中に活躍しないと、ですね(笑)。

土橋:そうですね。この制度を通じて、いまLINEで働いている方たちが、LINEという強力なプラットフォームやリソースを活用しながらも、起業家のように働く状態が作れたらいいなと思います。

WOWを生み出す


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全社集会などで必ずと言っていいほど登場するスライド。

WOWを生み出していくために、LINEには、たくさんチャレンジできる環境があります。大胆なチャレンジが報われる制度も準備できました。

「大企業になっていくのは、すなわち死を意味しています。スタートアップ的な感覚で新しいチャレンジをすれば、もちろん失敗もたくさんあるでしょうが、同時に新しい柱も生まれていく。これを会社の中でサイクルにしたいんですよ」(出澤)

出典:【トップ対談】慎ジュンホ×出澤剛、代表取締役2人が語る「CWO(Chief WOW Officer)の使命」

この言葉どおり、今回のストックオプションや、カンパニー制度(後日紹介予定)は、「どんどんチャレンジをしてほしい」という経営陣からのメッセージ付きのパスです。

月間で約8100万人(2019年6月時点)に使っていただいているLINEのプラットフォームを活用しながら、世の中を変えるようなチャレンジをしてみたい方は、下記の採用ページ、またはお近くのLINER(社員)までご連絡ください。

ぜひ、一緒にWOWをつくりましょう。

LINEでは、様々なポジションでメンバーを募集しています。

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本記事は当社の人事制度に関する情報提供を目的として掲載しております。
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