7月末日、LINEの社内カフェで「LINE BRAIN PM/Architect採用説明会」が開催されました。

LINE BRAIN」は、企業がチャットボット、音声認識、音声合成、OCR(Optical Character Recognition)、画像認識などのAI技術をより簡単に利用できる各種サービスの総称です。

今回のイベントではLINE BRAIN事業をともに進める仲間を増やすべく、事業の方針や組織体制だけでなく、現在PMおよびArchitectとして働くメンバーが現場でのリアルを紹介しました。このレポートでは、盛りだくさんだった会の一部を紹介します。

LINE BRAIN室の副室長のRay。

CLOSING THE DISTANCE between AI and BUSINESS


はじめにLINE BRAIN室の副室長のRay(佐々木 励)が、LINE BRAIN事業の概要について説明しました。

Ray:LINE BRAIN事業では「CLOSING THE DISTANCE between AI and BUSINESS」というミッションを掲げ、LINEが多くの実績をもつB2Cサービスで培ってきたAI技術とノウハウを、B2Bサービスとして企業に提供し、企業とAIの距離を近づけます。そして社会にWOWを届けること、その領域でアジアNO.1となることをミッションとしています。

組織についてはLINE BRAINは現時点では、大きく分けて「事業企画」「プロダクト企画」「開発」の3つで構成されています。その中で「プロダクト企画」を担うのが、今回のイベントの趣旨であるプロジェクトマネージャー(PM)、ソリューションアーキテクト(Architect)になります。



求める人物像としては、顧客企業だけでなく、その先の消費者、従業員、開発者といったB2Bの先にいるユーザーを意識できる人。スタートアップならではの大変さを理解し、踏み出す勇気を持っている人。LINE STYLEで掲げている「Build Lean and Exceptional Teams」(最高を目指す、少数精鋭のチーム)のもと、自分の頭で考えて自律的に行動し、ワクワクしながら仕事がしたい人に来てもらいたいと思っています。

LINE BRAINのPM、Architectのリアル


LINE BRAINで働くPMとArchitectについては、プロダクト企画チームのEmily(王 贇)とHenry(許 碩元)が紹介しました。

2019年4月に入社したEmilyは、PMの仕事内容や普段の働き方について具体的に紹介しました。

Emily:PMの仕事では「Product」を中心に「Users」「The Business」「Developers」の3つのトライアングルが形成されています。マーケティングが上手いPM、技術力が高いPM、ビジネスセンスがあるPMなど色々なスタイルがありますが、私自身はそれらを網羅した、カバーエリアが広いPMを目指しています。



日々の仕事内容としては、パートナーさん、クライアントさんの要望を収集し、製品の提案をしたり、導入までのプロセスを策定して納期管理をしたり、プロダクトに関しては、仕様を策定した上でロードマップを考えたり。ビジネス面では自社、他社をリサーチしたり、マーケットサイズを計測し、LINEがアジアNO.1となるための製品戦略、マーケティング戦略を考えます。また開発チームと連携し、進捗や課題を管理していく必要もあります。

こういった複数のことが動いている中で今、何がプライオリティが高いのかを常に整理して働くようにしています。

2019年2月に入社したHenryは、LINEのSolution Architectの担うべき役割などを語りました。

Henry:BRAIN室のSolution Architectの仕事は多岐にわたり、Architectureの決定だけでなく、プロダクトのデザインや、実際に今でき上がっているAIサービスのレビュー、テクニカルサポートなど様々です。その中でもメインの仕事はArchitectに重きを置きながら、いろんなフェーズのいろんな仕事にチャレンジできるというのが魅力だと思います。

例えば、プランニングの立場としてOCRのB2Bのプラットフォームの企画をしたり、PoC(Proof of Concept)として、あるメディア企業を相手にビデオ分析するデモを用意したりしています。LINE BRAIN室のPoCが他社と違う点は、ちゃんとしたプロダクトに向けてのロードマップ上にあるものを形として企画して、準備して、展開するというところだと思います。

その他にも、サービスデリバリーとしてチャットボットサービスを展開したり、同サービスの技術面でのサポートも継続的に行っています。

トークセッション


休憩を挟んで、LINE BRAINプロダクト企画チームの5人によるトークセッションが行われました。トークテーマは「LINEに転職して感じたこと」です。

左から、Ray、Henry、Emily、Shogo、Kazu。

Ray:モデレーターを務める佐々木です。ニックネームはRayです。前職IBM、BCGを経て、今はビジネス開発、PM、アーキテクトなどいろいろやっています。他の皆さんも自己紹介をお願いします。

Henry:前職IBMで、今はSolution Architectメインですが僕もいろいろやっています。この前の「LINE CONFERENCE 2019」のための準備では、マーケティング要員として動画撮影にも参加してきました。

Emily:前職は東芝、アクセンチュアです。今はプロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャーの両方をやっていて、ともすれば反対の立ち位置なので、自分の中でバランスを取りながらやっています。

Shogo:皆さんこんばんは。木村正吾でニックネームはShogoです。43歳になってShogoと呼ばれています(笑)。私はOCRとVISIONのプロダクトマネージャー、プロジェクトマネージャーを担当しています。前職はIT業界でSIerとして23年間務め、モノづくりの中でもお客様一人ひとりのニーズを集めて応えていくという立場でしたが、今はLINEでプロダクトを作る役割をしています。

Kazu:池田和人と申します。ニックネームはKazuで7月1日に入社したばかりです。前職は日本ヒューレット・パッカード(HPE)で通信業者向けのわりと固いシステムのSIをしていました。そろそろ違うことがしたいと思った中、PoCの案件を社内でもらってきたり、社外でハッカソン的なところにいったりしていたんですが、そういったスキルを活かしながら新しいことがしたいと思い、LINEで働くことになりました。



チームの雰囲気は


Ray:今日登壇しているLINE BRAINプロダクト企画チームのメンバーは、僕以外が全員入社1年以内ですが、チームの雰囲気は正直どうですか? 僕から見ると和気あいあいとしている印象がありますが。

Henry:悪くはないです(笑)。僕が一番経歴が浅く、年齢も若いんですが、そこは関係なく、年の離れたメンバーともフラットな関係がつくれていると思います。

Emily:本当にフラットな感じです。もちろん室長やマネージャーなどもいるんですが、役職や上下関係は意識せずに自由にフリーディスカッションしています。その上で最終的に責任がある人がジャッジしたものに沿って、皆が突き進んでいくような文化になっています。

Shogo:チームの雰囲気はとてもいいですね。僕が転職してもうすぐ5カ月目になるんですが、入社1カ月くらいですごく仲良くなっていたのが事実です。最初Henryさんが僕のサポートについてくれたんですが、本当にちょうどいい具合の馴れ合いというか、サポート量というか。全部はサポートしないけれど意見を聞いてくれて。最初はとにかく開発以外の会社のルールなどにも慣れる必要があって。僕、開発のこと以外は基本嫌いなんですが、そういうところでもすごくサポートしてくれたので、立ち上がりがスムーズでした。

Emilyさんはとにかくグイグイ来てくれる感じなので、控えめなタイプの僕をリードしてテンションをあげてくれるので助かっています(笑)。これはチームの全員に言えることですが、LINE BRAINの事業を前に進めていくため、皆で全力でやっていくという一体感があるので、この部分は新しい人が入っても継続していけると思っています。

Kazu:室長、副室長を含めてとにかくメンバー全員がフラットで、コミュニケーションにおいて役職を感じるような場面はないですね。個人的に、砂金さんやRayさんなどは有名人なので、どういった感じで一緒に働けばいいのかと最初は戸惑いや遠慮があったんですが、あまりのフラットさに拍子抜けしました。

キャラクターもそうですし、年齢やバックグラウンドも多様な人が集まってきていて、今後も色んな経歴や個性の人たちが入ってくると思っています。その多様性の中で、自分のやりたいように自由にやりながらバリューを出したい、という人にはおすすめの環境です。

トークセッションでモデレーターを務めた(遅刻参加の)砂金信一郎。

LINEに転職して何か変わった?


砂金:LINE BRAIN室の室長の砂金(Isago)と申します。チームの雰囲気は最高ということですが、このメンバーでRayさん以外全員がLINEに入社して1年以内ということですよね。LINEに転職して何か変わったことはありますか?

Henry:これは特に、僕にとっては大事な変化だったんですが、服装が自由になったところと自分の固定席ができたところですね。前職のIBMは自由と言われてはいたんですが、暗黙的なルールでスーツで行くことが多かった。毎朝、服装を考えなくていいのはよかったんですが、真夏はきつかったです。LINEでは半袖だけでなく、ほんとに暑い時は短パンにサンダルでくることすらあるので(笑)。服装によって仕事の効率は上がったと感じています。

あとは、前職より裁量権がかなり大きくなりました。以前はメンバーとして自分に与えられた仕事を全うしていましたが、LINE BRAIN室に来てからは自分に与えられる裁量が大きくなり、その分、責任も感じています。メインのArchitectだけでなく営業やマーケティングなど、自分の希望次第で、いろんなフェーズのいろんな仕事ができるのも変化したところだと思います。

Emily:1つは前職がコンサルティングだったので、立ち位置が変わりました。これまではクライアントの後ろで支える側の人間だったんですが、今は自分がフロントに立ってやりたいことを、裁量権を持って進められます。それをサポートしてくれる土台があるので、本当にやりやすいし、ワクワクしながら仕事しています。

もう1つはAIをやっているからこそ、夢を抱くようになりました。世の中をこう変えていきたいという夢が私のモチベーションになっていて、日々その夢を追いかけて、新しいアイデアやソリューションを創出していくのが本当に楽しいです。



Shogo:まずはオフィスが駅から非常に近くなったということです。新宿駅から直結、本当に便利(笑)。2つ目は私がSIerで長く務めてきた中で、最終的にAIの事業を立ち上げて、その後は開発の事業責任者をしていたんですが、やっぱり開発がしたい、技術に触れていきたいという思いが強くて。それも「AIを使ったプロダクトを作りたい」という夢を叶えたくて、砂金さんやRayさんとも話して、LINEに入社したんですね。ほんとにそれがそのままやれたなというのが今の正直な感想です。

あとはスゴいなと思っているのが、LINEのAIって他力の部分が全く無くて、音声認識から、画像認識から、OCRまでLINEの中で全部作ってるんですよ。AIでそこまでやれる企業は本当に少ないと思います。過去のAI事業を立ち上げた経験から言って、やっぱり世の中に出回っている「ありもの」は使いたいじゃないですか。でもLINEはユーザーのために一番いいものを作りたいという思いから、データも集めてきて、ベースのところから作っているんですよね。そのスケール感が本当にすごいし、これまでとは違ったところですね。

Kazu:僕はShogoさんとは逆で、家から職場までが遠くなったので、通勤が面倒になりました。引っ越してください(一同笑)。真面目なことだと、自分がやったことを語りやすくなったというか。自分の身内や知り合いに仕事の内容を話しやすくなった、というのは大きく変わった点ですね。もともとSIで社会的な影響がかなり大きくて堅いシステムをやってたんですけど、すごい大きな改修だったり、サービス的には花形なものを作っても誰にも語れなかったので。今は自らプロダクトを抱えて開発しているということで、誇らしさのようなものを感じています。

砂金:ご来場の方でお子様がいらっしゃる方は特に、LINEは本当におすすめです。LINEはご家族の方々が皆、身近に使っているツールなので、ご家族やご友人の中で会話が生まれやすいですね。あとはRayさん、ちょっと先輩として振り返ってみて何かありますか?

Ray:LINEは自分で考えて行動する人がやたら多いと、入社当時、思ってました。それはIBMに比べても、BCGに比べても。なので、指示しないと動かないといったストレスがあまりなかったですね。転職して3カ月ぐらい経ったときに同期と集まって、なんか働きやすいよねと会話していました。仕事上での一番のストレスがコミュニケーションだっていうじゃないですか。上司が分かってくれないとか、部下が動いてくれないとか。そういったストレスが全然ないなぁと当時感じていたのを今、思い出しました。



働く環境は


砂金:オフィスファシリティだけでなく、周りの仲間とか、パートナーさんとかお客さんとかの環境も含めて、働く環境は実際のところどうですか?

Shogo:ほんとにすごくきれいですね。スペースが前職だとほんとにキツキツで席と席の間に全然間隔がなかったりしたんですけど、そういったことがないので働きやすいです。

Ray:腰痛持ちなので昇降デスクで立って仕事できるのがいいですね。マッサージ師が常駐していて、40分500円で利用できるので、これも腰痛持ちにとってはありがたいです(笑)。

砂金:うちは休み時間とかも自分で決めるんですが、畳スペースやソファで仮眠を取ったり、無線LANもオフィス内はどこでも飛んでるのでデスクを離れて気分を変えて仕事したり、いろんな人がいますね。あと私が面接してる中でよく聞かれるのは、皆さんがいつも何時頃まで働いているか、ですね。どうですか?

Kazu:だいぶ早いです。普通に18時半~19時とか。事業戦略説明会の前日で、最も準備がハードだったときでも22時まわってなかったので、前職のときに比べて、すごく早く帰っている気がしますね。だいぶクオリティ・オブ・ライフが上がったと思います。

Emily:前職と比べると、天と地の差ですね。入社から4カ月で残業したのは2、3回ぐらいしかないです。あと、私は子どもがいるんですが、事情により会社に行けないときでも、家にいながら仕事ができる設備が整っています。必要なときは、家にいながら電話会議ができたりもします。

Henry:それぞれに個人PCが付与されていて、申請しておけば、どこにいてもVPN(Virtual Private Network)で社内ネットワークに自由に接続できる環境が整っていますね。また、LINEやLINE WORKS、Slackをつかって自由にコミュニケーションを取りながら仕事ができる環境です。

砂金:コミュニケーションツールに関しては難しいところで、エンジニアと会話するときは基本Slackを中心にしないと見てもらえなかったり、バックオフィス系はLINE WORKSを見ている人が多かったりなどといったことがあるので。それを色々あってめんどくさいと思う方もいれば、多くのツールを自在に使いこなせる素敵な環境だと前向きに捉える方もいると思います。

あとは、ソースコード管理に関してはGitHub Enterpriseだし、開発支援系はAtlassianさんのConfluenceやJiraとかなので、そんなに特殊なことはないと思います。

Henry:あとは1つ補足すると、LINEには「LINE CARE」という社内支援ためのカウンターがあって、コネクタとかSIMとか端末とかがすぐに借りれたりします。IT企業として、充実したサポートが受けられる環境だと思います。



一緒に働きたい人は


砂金:では最後の質問になりますが、一緒に働くならどういう人と働きたいか。どういう人が加わればチーム力が向上して、ビッグなことが成し遂げられそうか。これはRayさんに聞いてみたいです。

Ray:1年、2年、3年と経ったときに、この事業を自分で作ったんだと誇りを持ちたい人にきてほしいです。それはPMでもArchitectでも、事業開発でもマーケでも誰でもよくて、あまり自分のロールにとらわれず、これを自分がやったんだと自信を持って言える人、言いたい人。グローバル企業と戦おうとしているプラットフォーマーは、日本ではほぼ無いので、それができるのはLINEぐらいなのかと個人的には思っています。そういう稀な環境だからこそ、そこにモチーベーションを持ってやれる方に来てほしいです。

砂金:オファーレターをもらって転職に悩んでますというときに、米国に本社がある大手ITプラットフォーマーの日本支社と迷うのではなく、自分たちで市場を作ろうとしているサービスデベロッパーのどこに行こうかと考える人のほうが、合うと思いますね。外資系企業で働くのもいいけれど、そこでの仕事には少し違和感があって、自分たちの感性でプロダクトの方向性を決めて、市場価値を創っていくことにコミットしようとする方が合うんじゃないかと思います。



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