LINEの中でも歴史が長く、既に大きなユーザー規模を持つようなサービス・事業にスポットを当て、いま担当者が感じている課題や今後の可能性、そのサービス・事業に携わることの面白さ、やりがいなどを聞いていく「Growth Story」。

今回は、国内最大級のアクティブな調査パネルを基盤としたスマートフォン専用のリサーチプラットフォームLINEリサーチの事業責任者の地福と、今年3月にLINEリサーチにジョインした古川に、LINEリサーチのこれからや仕事のやりがい、面白さについて話を聞きました。

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左からLINEリサーチチームの地福、古川。

――まずは自己紹介をお願いします。

古川:2019年の3月にLINEに入社しました。最初は金融機関でキャリアをスタートしたので、リサーチ業界自体は3年弱ぐらいです。現在の業務は、広告の効果測定調査がメインですが、それ以外に社内案件のリサーチや自主調査も担当しています。

地福:私は、2010年にLINEに入社して10年目になります。調査会社やIT企業のリサーチ部門を経て、LINEに入社して、今はLINEリサーチ事業の責任者などをしています。

――LINEリサーチとはどのような事業・サービスでしょうか?

地福:LINEリサーチは、クライアントから依頼されたマーケティング課題に対して、LINE上で調査を行い、解決のヒントを見つけるサービスです。LINEは国内のMAUが8200万人、59歳までのスマホ利用者の中での普及率は9割を超えるインフラです。クライアントはこのLINEのプラットフォーム上で募った調査パネルに対して、調査・回答を依頼することができます。

インターネットによる調査サービスは、ここ15年間くらいPCが主流でした。PCは自由度が高いので調査の質問数は年々長くなり、それに我慢強く最後まで付き合える方の回答が多くなる傾向にありました。しかし今は、スマホ上で10分以内に回答ができ、ストレスなく参加できる調査が主流になりつつあります。LINEリサーチも、同じく、誰もが簡単に答えられるスマホがメインの調査サービスです。

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――他の調査サービスとの違いはありますか?

古川:調査業界ではリーチすることが難しいと言われる若年層もLINEリサーチだと十分コンタクトできて、これまで調査に参加しなかったようなフレッシュなサンプルも多いです。このフレッシュさは本当に良い点で、いわゆる調査慣れをしていない、率直な回答を返していただけます。

例えば、従来の方法で集めたグループインタビューを聞いていると、調査慣れして判を押したような回答になる方が多くなってしまいます。LINEリサーチだと、自分の思っていることをしっかり考えながら、自分の言葉でお話しする方が多い印象があります。本当に生に近い声を聞けるところ、これがLINEリサーチの魅力的な点かと思います。

地福:ただ、こういったフレッシュな調査対象者がいる環境を保ち続けることはとても難しいんです。一般ユーザー向けサービスとしての視点も必須なので、工夫もしています。より多くの、より幅広いユーザー層が、生の声で調査に答え続けてくれる状態を、いかに長く育てて保っていけるかは本当に大きな挑戦だと思っています。

古川:具体的な工夫だと、例えば、設問数や文言の長さを縮めることで、慣れていない方でも答えやすくなるように配慮しています。ただ単に短くするのではなく、短い設問でいかに曖昧にならずに情報がとれるかが重要です。

また、モニターは若年層が多いので、学生でも答えやすいように作っていますね。場合によっては、答えやすさを追求するために設計をゼロからやり直すこともあります。

地福:依頼されるクライアントは、まだPCで調査していた時代のヘビーな調査に慣れていることも多く、過去に使っていたそのままの文言で調査を希望されることもあります。そうすると、質問内容が普通の人の感覚から乖離しているケースがあったり。

もし価値のある結果が出せないと判断した場合は、調査の質問内容を変えるために説得することから始めます。

調査インフラとしての長期的視点でも、ヘビーな調査に耐えられる人だけが残ると、結局は一般の消費者像からは離れてしまい、調査データの質が維持できなくなります。それではサービスの本質からずれてしまうので、譲れない部分でもありますね。

古川:ただ、LINEリサーチというサービスがあること自体、まだ世間に広められていないことは課題です。何より調査において大切なのは安さや早さではなく、価値のあるデータが集まるかどうかなので、LINEリサーチの魅力について世間に伝えていくことが今の最重要課題ですよね。

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――メンバーの経歴は? どのような人が多いですか?

地福:古川さんのように調査会社出身の人と、サービス企画をしていた経歴の人が多いですね。調査会社出身でLINEリサーチを志望する人の多くは、現状の調査方法に不安を感じ、自分の仕事や業界そのものに課題を感じていていたという人です。例えば、同じ人ばかりがインタビューに来てしまっていたり、自由記述の回答がまるで教科書の模範解答のようだったり。

調査の設計には何も間違いがないけど、違和感が残る。結果、クライアントが本当に知りたい事が明確にできていないのでは、と調査結果に自信が持てない。その点で、LINEリサーチの環境に魅力を感じて入社を決めてくれる人が多いようです。

古川:私自身もそれが大きかったですね。それに加えて、LINEにはサービスがたくさんあって、そのサービスの改善に向けて、日々社内で多くの調査が行われています。事業会社として自分の会社のための調査ができること、最先端の情報が身近にあるということも魅力に感じて入社する方もいると思います。

地福:企画者の場合は、調査サービスの企画をしていた人よりも、何か他のサービスの企画をしていたときに調査に接点があって、調査という領域がおもしろそうだと興味を持ったことがきっかけになっているケースが多いです。いざ調査サービスの企画をやってみたら、ユーザーとビジネスに挟まれる特殊な立ち位置に戸惑ったという声もありますが。

その驚きを乗り越えて、LINEならではの調査インフラを作り上げ、さらに今の最先端の仕組みをどう組み合わせてアップデートができるかを考えられる人が、LINEリサーチの企画者としては向いていると思いますし、そういう人を増やしていきたいと思っています。

古川:調査って縁の下の力持ちみたいな地味な作業も多いですが、同時に研究的好奇心が満たされたりもしますよね。そういった調査そのものに関心が持てることも大事だと思いますし、一方で調査の慣習の枠にとらわれず、LINEという大きなインフラを活かすことにもやりがいを感じてもらえる人だと良いですね。

色々なジャンルのものを組み合わせて、何か新しいものを生み出すことを楽しめる人には、大きな経験が積める環境だと思います。


――今後事業やサービスの中でやっていきたいことはありますか?

古川:私は最初にチャットボットを使ったアンケート手法を知った時、「こんなやり方あるんだ」と思いました。自分もそういった驚きを生むLINEならではのアイデアを考えて、実現していきたいなってのはありますね。

リサーチャーとして集計・分析・調査票を作るということだけにとらわれないで、今まで他の調査会社がやったことない事を生み出せるように、これから視野を広げていきたいと思ってます。

地福:今、LINEリサーチには本当に良い調査環境ができてきています。この良い調査環境をもっと広めていくために、例えばパートナーシップを強くするために特定の企業と提携して、クライアントのサポート体制をより強化しようとしています。

調査の基礎となるスキルはずっと変わらないのですが、ツールや手法は時代時代で変化します。ツールとしてまだまだ発展の可能性があるので、より使いやすいものにアップデートしていく役割も担っていきたいと思っています。

事業全体の話をすると、回答の質は保ちつつも皆さんに使ってみたいと思っていただけるような、様々な工夫が必要です。例えば、オフラインの調査もそのひとつです。デジタル広告がパソコンからモバイルに、そしてO2Oと変化拡大していったのと同じように、調査も変化しています。

例えば、LINE Beaconを使ってデジタルサイネージを追いかける調査がすでに始まっていたりなど、LINEの規模感がないとできない取り組みが多々あります。「LINEだからできる」をキーワードに、実践的な調査に取り組みはじめているところです。

あと、実はうちは社内の調査専門部署も兼ねているので、格好の実験場が社内にありまして(笑)。

LINE社内で役立つものはクライアントにも役立つものという考えのもと、新たな調査にどんどんチャレンジしています。

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――最後にLINEリサーチに転職を考えている人にメッセージをお願いします。

古川:リサーチャーとして、これまでの経験から活かせる場でもありますが、それ以上に新たに知る・学ぶことが多い場だと感じています。最初は新しいことばかりで戸惑うこともあるかもしれませんが、新しいことに柔軟に対応して、楽しむことができる人なら最高の環境だと思います。

地福:LINEが変えることができる、市場調査の未来と価値を信じ、これまで土台を作ってきました。来年からは、さらにいろいろなスキルセットの方の力を加え、より大きく、認知も広げていきたいと思っています。第2創業期のような感じですね。

スケールが大きく、情報も多く、裁量も大きい、恵まれた環境だと思います。知力、体力、全力で仕事を楽しんでいける方、ぜひ仲間入りしてください。お待ちしています。

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