名称が新しくなった LINE HR Blog でもスタッフを紹介していきたいと思います。
今日は LINE株式会社 マーケティングコミュニケーション室でシニアマネージャーをしている方です。

――入社日を教えてください
2008年の12月、当時のNAVERジャパンへ入社しました。
今日は LINE株式会社 マーケティングコミュニケーション室でシニアマネージャーをしている方です。

――入社日を教えてください
2008年の12月、当時のNAVERジャパンへ入社しました。
――入社したきっかけを教えていただけますか?
元々PRの代理店におりまして、外資系の大手検索会社へ代理店という立場で提案しに行っていたんですが、担当者の方とは個人的にも飲みにいくような関係でした。その担当の方というのが、今の上司である舛田(現LINE株式会社執行役員)なのですが、当時「NAVERの立ち上げでマーケティング機能がないので一緒にやらないか?」と誘っていただいたのが入社のきっかけです。
誘われた時はNAVERってなんの会社かわからなかったし「韓国で検索をやってる会社」くらいの認識でいたんですが、舛田の考えるマーケティング・コミュニケーションの考え方が近かったのと、マーケティングとかPRをやっていた自分が思い描いていたことが出来そうだったのが入社の決め手でした。
――入社してみて実際にいかがでしたか?
当時のNAVERの立ち位置でいうと、既存の大手検索エンジン数社とどう戦っていくかが至上命題で、ソーシャルメディアなどを使って積極的にユーザーとコミュニケーションをとってブランドのファンを増やしましょうという方針になり私自身もそういった領域を注力してやっていきたいなと思っていたのでうまくまわっているかなと思いました。ありがたいことに、その後ソーシャルの成功事例として取り上げていただくことも増えましたし、色々なところで注目いただくきっかけにもなりました。
――マーケティング・コミュニケーションの原型は当時のNAVERですでに形になっていたのですね
サービスの成功でいうとLINEが圧倒的に大きいですが、実際にプロダクトを出して、ユーザーさんの声を拾って、場合によってはユーザーさんと直接コミュニケーションして、いただいた意見をサービスに反映していって、更に成長させていくという進め方は当時と変わっていないですね。組織体が大きくなったとか、LINE自体がサービス成長してグローバルも見るようになったとか、そういった意味では領域は広がっているんですが業務の進め方自体は基本的に変わりません。
――NAVERの頃はよくユーザー参加型のイベントを熱心に開催されていた印象があります
NAVERがローンチした当時はTwitterなどがそれほど普及している時期ではなかったので、毎月とか毎週とか定期的にユーザーイベントをやって直接ユーザーさんと対話をさせていただいてファンを増やしていこうという戦略でした。一方でちょうどTwitterが使われ始めたというタイミングでもあって、Twitterであれば1対1のコミュニケーションでもそのやり取りを他のユーザーさんも他の人も見てくれていて「NAVERってすごいフランクな会社なんだ」という認知をされ、それを見ていただいた方がまたファンになってくださってという連鎖が出来ていきました。
――NAVERの頃に比べて規模は何倍、何十倍にもなっているかと思いますが大きくなって変わったなというところはありますか?
NAVERについてはマネタイズは意識せず、ユーザーさんの満足度をあげるというところにフォーカスしていて、現在展開しているlivedoorやNAVERまとめやLINEなどはそれぞれ広告事業もやっていますので、B2CだけじゃなくB2Bもやって領域は広がっているなというかんじはあります。LINEでいうと国外も見てサービス展開しているので、今までとは違う領域や、対象としている地域などもどんどん変化していますね。
――先ほど大きな仕事内容はうかがいしましたが、現在は具体的にどのようなことを日々されていますか?
一言でいうと、我々の部署はものを作る部署ではないので「プロダクトを作っている人達の後方支援」をしています。彼らが作ったサービスをドライブさせるために出来ることは何でもやります、というのが基本的な考え方で、その手段として広告・宣伝・広報と色々やり方はありますが一番結果を出すために最適な手段は何かというのを考えてサポートしていくのがミッションとしてあります。今のマーケティング・コミュニケーション室が支援する対象としているサービスはlivedoor、NAVER、LINEの3ブランドで、割合としてはLINEが圧倒的に多いです。
チームは、PRとソーシャルメディアを担当するPRチームと、ゲームのマーケティングをするゲームマーケティングチームと、外部の出稿やテレビCMやキャンペーンやイベントを行うマーケティングチームという3つの下部組織があり、全員で13名でやっています。
――マーケティング・コミュニケーション室はどんなチームですか?
職人気質な人が多いですね。自分が前に出たいというよりも黒子に徹するタイプで、サービスの企画者が何を考え、どう実現したいかという事に対して、それを一人でも多く知ってもらうためにどうしたらいいか自分の専門領域を活かしサポートしていくという人が多いチームです。
――マネジメントで気をつけてることはありますか?
大きく2つあります。1つは情報共有をこまめにやるということです。今どういう方向に会社が動いているのか、どういうプロダクトが走っているのか。具体的になる前の段階から共有するようにしています。会社の動きや市場もそうですが、動きが非常に早いので、自分でアンテナを張っていないと振り回されてしまいがちなんですね。そこで情報を集約・共有して、その中で自分がどの方向に動けばいいのか意識してもらうようにしています。
もう1つは、基本的には全部メンバーにまかせて細かくフィードバックをするスタイルにしています。以前はチームが小さかったので業務のフレームワークやタスク管理を全て自分で細かくやっていたのですが、組織も大きくなってきてターゲットとしているサービスの領域も広がってきたので、全部まかせてあがって来たものに対して素早くレスポンスをするようにしています。サービスをドライブさせるため、結果を出すために今の道筋で合っているのかどうか、最短かどうか、違っている場合はなぜ違うか伝えるように気をつけています。
――マーケティング・コミュニケーション室にある3つのチームの三人のマネージャーが全て女性なのは特徴的かなと思いますが、どういった理由からなんでしょうか?
狙ってそうなったわけではなく、たまたまです。性別とか見ないので出来る人が上にいくっていうシンプルな形です。仕事もプライベートもそれぞれバランスよくうまくやっているようですし、例えば子供を迎えに行くときは現場にまかせて行ってるようですし。「仕事も家庭も大事なのでマネジメントに集中してください」ということは言っています。進捗管理や方向性の確認にフォーカスしてもらって進めていますね。
仕事が出来るからマネージャーになるというのはもちろんそうなんですが、マーケティングやPRの仕事は地道に進める部分が多いので泥臭くやれるかどうかも大事です。社内調整も業務の割合では多いですし、そこをフレキシブルにやれる人じゃないと難しいですね。
――どんな人と仕事をしていきたいと思っていますか?噂によるとかなり多くの面接をしているという話も聞きますが、どういったポイントを見ているのでしょうか?
そうですね、かなり面接はしています(笑) 一番見ているのはフレキシビリティですね。会社は動きが早くて朝令暮改が当たり前というか常に状況をみて細かく戦略を変えていく方法なので、今の会社の動きや海外の状況などを頭にいれながら、自分はその中でどう動くかというのを考えられる自律的な人じゃないと振り回されちゃうんですよね。言われたことをやるということではなく、意志を持って動ける人がいいですね。
例えば、ずっとPRをやってきたとか、広告をやってきたという特定の専門領域にだけは強い人はいらっしゃるんですが、それはあくまで手段であって、広告でいうと広告枠にとらわれず結果を出す方法はあるでしょうし、手段にとらわれず物事を俯瞰で見ることが出来るフラットな感覚ですよね。そして我々はものを作る部署ではないので社内外の声に対してうまくバランスをとってやらないといけない面がありますのでバランス感覚も必要とされます。自分の専門領域を持ちながらフレキシブルに動きつつ、自分の意志で仕事を進めていける…でいくと、段々ハイスペックになっていってしまうという悩みがあります(笑)
――それは… なかなか、いないですよね(笑) 自分を持ってるような方は多いでしょうけれど、与えられた役割の中で多角的に見て判断出来るという人は少ないですよね。面接ではどういった面を見ているのでしょうか?
「今までなにやっていましたか?」という過去のことはスキルとして聞きますが、例えば「現在のLINEの状況をふまえて今後成長していくためにどうしたらいいですか?」というように広告やマーケティングの話ではなくもっと大きな事業戦略の話をふってみるんですね。それに対して色々な角度から自分の意見をだせる人というのがいいなと思いますね。的確に分析や見立てが出来るかというのは現在の業界動向を調べていたり、今のLINEの動き方とかちゃんと理解できていないと答えられないことなのでそういった部分を見ています。
――モチベーションの源は何ですか?
国内に関しては外を歩けばみんな使ってくれていますし、何か新しくサービスを出したり発表したりするとユーザーさんもメディアへも反響がすごいのは嬉しいですね。反面、間違ったことができないなということがあったり、サービスに障害が発生したりすると対外的なインパクトも大きいのでプレッシャーでもあります。これだけ期待されているサービスに関わることが出来るいうのは、普通の人の人生においてはありえないと思うので、頑張ったぶん反響があるというのはやりがいでもありますね。
また、多くの方に使っていただいているのはもちろん大きいんですが、サービスが成長していくにつれて求められる仕事の幅が広がるのは面白いなとも感じます。昔はテレビCMなんてやろうとも思わなかったですし、ステージが変わるとそういった露出の仕方も変わったり、アニメ化したり、グッズ展開などもあって、今までの業務領域じゃないところに広がってきています。
今までやっていないという意味でいうと、国外のマーケティングも新たな領域です。いきなりアメリカでマーケティングやってくれと言われてもわからないですよね(笑) インドの市場について調べようとか今までは想像もしなかったですし、国外のカンファレンスに登壇したりというのも経験したことが無かったので、チャレンジングであるけど面白いですし自分のスキルの幅も広がるのはやりがいです。
――なるほど、手がける領域が広がると必要なスキルも変わりますね。お一人だけではそういった領域はカバー出来ないかと思いますが、どういった働き方なのでしょうか
チームメンバーにもよく言っているんですが、ネットの業界は変化が激しいので来年再来年どうなっているかわからないんですよね。与えられた責務を果たすのも大事だけど、今の会社の環境を使って自分のスキルアップをして、どこにいっても通用する人材になってもらいたいなと思っています。チームとしては3つにわかれていますがその部門領域に閉じないで、マーケティング・コミュニケーションという幅広い視点をもって全体のプランニングが出来たり、そういった考え方を意識していこうと伝えています。
仕事をしていくと、いいことも悪いこともあるというか、お祭りというんですかね。毎日が文化祭前夜みたいなかんじなんですよね。1つ1つ細かく見切れないので、スタッフにまかせる裁量も大きくなってきますし、そうなると各自が「自分でやらなきゃ」となりますし、半年前から比べるとスタッフのスキルレベルもすごくあがっています。たまに「あれ、自分はいなくてもいいんじゃないか」と思う日もあります。今は中間管理職なので、会社が進もうとしている方向性を理解したうえで現場をうまく繋ぎ、会社としての思いをどう具現化して結果をだすか意識しています。
――会社の好きなところ、自慢できるところってありますか?
多様性があるという部分はいいところだと思います。1つの会社のなかでもゲームもウェブもブログもいろんな事業領域にわかれているので色んな人がいますし、元々いた会社も違いますし、国籍も違う。普通の会社ってカラーが同じになっていって、そうじゃない人には窮屈になっていくと思うんですが、うちの会社は動物園というか、それぞれ個性がたっていて、カラーが1つじゃないというのは面白いですね。
面白くて尊敬できる人達がいっぱいいるので楽しくて飽きないというのもあります。役員たちはそうですが、常に成長し続けていこうというのが根本的な部分で本当にそう思っているんです。上にいる人達のほうが実は動向を細かく見ていたりするので判断も早いですし、現場としては負けていられないというか追いつかないといけないなと思って緊張感を持ってやっています。
――最近なにか嬉しいことありましたか?
LINEのユーザーが1億超えた、とかもあるんですがチームメンバーが誕生日祝いをくれたのが嬉しかったです。私のデスクが汚れているのを皆が心配して、家政婦さんが掃除してくれるチケットをくれたんです。ただ、必要最低限のものしか買わないので物が少ないので実は平気だというのを言い出せなくて困っているんですが…。
――リフレッシュ方法や休日の過ごし方を教えてください
仕事はストイックにやると決めていて、会社を離れたら徹底的に遊ぶのを心がけています。記憶をとばすまでお酒を飲むこともあります。どうやって帰ったかわからないということも…。意外と、週末は本を読んでいたりして地味に過ごしています。
――最近ハマってることは何かありますか?
NAVERまとめで見て購入したんですが、セブンイレブンのつけ麺が美味しくてハマりそうです。あれは158円とは思えない味なので驚きますよ。
あとは、いつか行きたいなーと思っているんですが月島にふくろうカフェが出来たんです。小動物が好きで行きたいなと思っていて店の近くまでいくんですが開店前から並んでいて入れないのでいつか行ってみたいですね。癒しを求めているんですかね…。
▼セブンイレブンのつけ麺
158円の絶品つけ麺を知っていますか? セブンプレミアムは神様 - NAVER まとめ
――今後やっていきたい事を教えてください
LINEを世界のモンスターサービスと並ぶようなサービスにしたいです。体制が変わることでグローバルでも加速していくでしょうし、LINE@などのO2Oも加速していきますし、今後もサービスとしての成長を支援していきたいと思っています。また、うちの会社は面白い人が沢山いるのでそういう人達に光をあてたいと思っています。
――ありがとうございました
次回も気になるスタッフに話を聞いてみたいと思います。
元々PRの代理店におりまして、外資系の大手検索会社へ代理店という立場で提案しに行っていたんですが、担当者の方とは個人的にも飲みにいくような関係でした。その担当の方というのが、今の上司である舛田(現LINE株式会社執行役員)なのですが、当時「NAVERの立ち上げでマーケティング機能がないので一緒にやらないか?」と誘っていただいたのが入社のきっかけです。
誘われた時はNAVERってなんの会社かわからなかったし「韓国で検索をやってる会社」くらいの認識でいたんですが、舛田の考えるマーケティング・コミュニケーションの考え方が近かったのと、マーケティングとかPRをやっていた自分が思い描いていたことが出来そうだったのが入社の決め手でした。
――入社してみて実際にいかがでしたか?
当時のNAVERの立ち位置でいうと、既存の大手検索エンジン数社とどう戦っていくかが至上命題で、ソーシャルメディアなどを使って積極的にユーザーとコミュニケーションをとってブランドのファンを増やしましょうという方針になり私自身もそういった領域を注力してやっていきたいなと思っていたのでうまくまわっているかなと思いました。ありがたいことに、その後ソーシャルの成功事例として取り上げていただくことも増えましたし、色々なところで注目いただくきっかけにもなりました。
――マーケティング・コミュニケーションの原型は当時のNAVERですでに形になっていたのですね
サービスの成功でいうとLINEが圧倒的に大きいですが、実際にプロダクトを出して、ユーザーさんの声を拾って、場合によってはユーザーさんと直接コミュニケーションして、いただいた意見をサービスに反映していって、更に成長させていくという進め方は当時と変わっていないですね。組織体が大きくなったとか、LINE自体がサービス成長してグローバルも見るようになったとか、そういった意味では領域は広がっているんですが業務の進め方自体は基本的に変わりません。
――NAVERの頃はよくユーザー参加型のイベントを熱心に開催されていた印象があります
NAVERがローンチした当時はTwitterなどがそれほど普及している時期ではなかったので、毎月とか毎週とか定期的にユーザーイベントをやって直接ユーザーさんと対話をさせていただいてファンを増やしていこうという戦略でした。一方でちょうどTwitterが使われ始めたというタイミングでもあって、Twitterであれば1対1のコミュニケーションでもそのやり取りを他のユーザーさんも他の人も見てくれていて「NAVERってすごいフランクな会社なんだ」という認知をされ、それを見ていただいた方がまたファンになってくださってという連鎖が出来ていきました。
――NAVERの頃に比べて規模は何倍、何十倍にもなっているかと思いますが大きくなって変わったなというところはありますか?
NAVERについてはマネタイズは意識せず、ユーザーさんの満足度をあげるというところにフォーカスしていて、現在展開しているlivedoorやNAVERまとめやLINEなどはそれぞれ広告事業もやっていますので、B2CだけじゃなくB2Bもやって領域は広がっているなというかんじはあります。LINEでいうと国外も見てサービス展開しているので、今までとは違う領域や、対象としている地域などもどんどん変化していますね。
――先ほど大きな仕事内容はうかがいしましたが、現在は具体的にどのようなことを日々されていますか?
一言でいうと、我々の部署はものを作る部署ではないので「プロダクトを作っている人達の後方支援」をしています。彼らが作ったサービスをドライブさせるために出来ることは何でもやります、というのが基本的な考え方で、その手段として広告・宣伝・広報と色々やり方はありますが一番結果を出すために最適な手段は何かというのを考えてサポートしていくのがミッションとしてあります。今のマーケティング・コミュニケーション室が支援する対象としているサービスはlivedoor、NAVER、LINEの3ブランドで、割合としてはLINEが圧倒的に多いです。
チームは、PRとソーシャルメディアを担当するPRチームと、ゲームのマーケティングをするゲームマーケティングチームと、外部の出稿やテレビCMやキャンペーンやイベントを行うマーケティングチームという3つの下部組織があり、全員で13名でやっています。
――マーケティング・コミュニケーション室はどんなチームですか?
職人気質な人が多いですね。自分が前に出たいというよりも黒子に徹するタイプで、サービスの企画者が何を考え、どう実現したいかという事に対して、それを一人でも多く知ってもらうためにどうしたらいいか自分の専門領域を活かしサポートしていくという人が多いチームです。
――マネジメントで気をつけてることはありますか?
大きく2つあります。1つは情報共有をこまめにやるということです。今どういう方向に会社が動いているのか、どういうプロダクトが走っているのか。具体的になる前の段階から共有するようにしています。会社の動きや市場もそうですが、動きが非常に早いので、自分でアンテナを張っていないと振り回されてしまいがちなんですね。そこで情報を集約・共有して、その中で自分がどの方向に動けばいいのか意識してもらうようにしています。
もう1つは、基本的には全部メンバーにまかせて細かくフィードバックをするスタイルにしています。以前はチームが小さかったので業務のフレームワークやタスク管理を全て自分で細かくやっていたのですが、組織も大きくなってきてターゲットとしているサービスの領域も広がってきたので、全部まかせてあがって来たものに対して素早くレスポンスをするようにしています。サービスをドライブさせるため、結果を出すために今の道筋で合っているのかどうか、最短かどうか、違っている場合はなぜ違うか伝えるように気をつけています。
――マーケティング・コミュニケーション室にある3つのチームの三人のマネージャーが全て女性なのは特徴的かなと思いますが、どういった理由からなんでしょうか?
狙ってそうなったわけではなく、たまたまです。性別とか見ないので出来る人が上にいくっていうシンプルな形です。仕事もプライベートもそれぞれバランスよくうまくやっているようですし、例えば子供を迎えに行くときは現場にまかせて行ってるようですし。「仕事も家庭も大事なのでマネジメントに集中してください」ということは言っています。進捗管理や方向性の確認にフォーカスしてもらって進めていますね。
仕事が出来るからマネージャーになるというのはもちろんそうなんですが、マーケティングやPRの仕事は地道に進める部分が多いので泥臭くやれるかどうかも大事です。社内調整も業務の割合では多いですし、そこをフレキシブルにやれる人じゃないと難しいですね。
――どんな人と仕事をしていきたいと思っていますか?噂によるとかなり多くの面接をしているという話も聞きますが、どういったポイントを見ているのでしょうか?
そうですね、かなり面接はしています(笑) 一番見ているのはフレキシビリティですね。会社は動きが早くて朝令暮改が当たり前というか常に状況をみて細かく戦略を変えていく方法なので、今の会社の動きや海外の状況などを頭にいれながら、自分はその中でどう動くかというのを考えられる自律的な人じゃないと振り回されちゃうんですよね。言われたことをやるということではなく、意志を持って動ける人がいいですね。
例えば、ずっとPRをやってきたとか、広告をやってきたという特定の専門領域にだけは強い人はいらっしゃるんですが、それはあくまで手段であって、広告でいうと広告枠にとらわれず結果を出す方法はあるでしょうし、手段にとらわれず物事を俯瞰で見ることが出来るフラットな感覚ですよね。そして我々はものを作る部署ではないので社内外の声に対してうまくバランスをとってやらないといけない面がありますのでバランス感覚も必要とされます。自分の専門領域を持ちながらフレキシブルに動きつつ、自分の意志で仕事を進めていける…でいくと、段々ハイスペックになっていってしまうという悩みがあります(笑)
――それは… なかなか、いないですよね(笑) 自分を持ってるような方は多いでしょうけれど、与えられた役割の中で多角的に見て判断出来るという人は少ないですよね。面接ではどういった面を見ているのでしょうか?
「今までなにやっていましたか?」という過去のことはスキルとして聞きますが、例えば「現在のLINEの状況をふまえて今後成長していくためにどうしたらいいですか?」というように広告やマーケティングの話ではなくもっと大きな事業戦略の話をふってみるんですね。それに対して色々な角度から自分の意見をだせる人というのがいいなと思いますね。的確に分析や見立てが出来るかというのは現在の業界動向を調べていたり、今のLINEの動き方とかちゃんと理解できていないと答えられないことなのでそういった部分を見ています。
――モチベーションの源は何ですか?
国内に関しては外を歩けばみんな使ってくれていますし、何か新しくサービスを出したり発表したりするとユーザーさんもメディアへも反響がすごいのは嬉しいですね。反面、間違ったことができないなということがあったり、サービスに障害が発生したりすると対外的なインパクトも大きいのでプレッシャーでもあります。これだけ期待されているサービスに関わることが出来るいうのは、普通の人の人生においてはありえないと思うので、頑張ったぶん反響があるというのはやりがいでもありますね。
また、多くの方に使っていただいているのはもちろん大きいんですが、サービスが成長していくにつれて求められる仕事の幅が広がるのは面白いなとも感じます。昔はテレビCMなんてやろうとも思わなかったですし、ステージが変わるとそういった露出の仕方も変わったり、アニメ化したり、グッズ展開などもあって、今までの業務領域じゃないところに広がってきています。
今までやっていないという意味でいうと、国外のマーケティングも新たな領域です。いきなりアメリカでマーケティングやってくれと言われてもわからないですよね(笑) インドの市場について調べようとか今までは想像もしなかったですし、国外のカンファレンスに登壇したりというのも経験したことが無かったので、チャレンジングであるけど面白いですし自分のスキルの幅も広がるのはやりがいです。
――なるほど、手がける領域が広がると必要なスキルも変わりますね。お一人だけではそういった領域はカバー出来ないかと思いますが、どういった働き方なのでしょうか
チームメンバーにもよく言っているんですが、ネットの業界は変化が激しいので来年再来年どうなっているかわからないんですよね。与えられた責務を果たすのも大事だけど、今の会社の環境を使って自分のスキルアップをして、どこにいっても通用する人材になってもらいたいなと思っています。チームとしては3つにわかれていますがその部門領域に閉じないで、マーケティング・コミュニケーションという幅広い視点をもって全体のプランニングが出来たり、そういった考え方を意識していこうと伝えています。
仕事をしていくと、いいことも悪いこともあるというか、お祭りというんですかね。毎日が文化祭前夜みたいなかんじなんですよね。1つ1つ細かく見切れないので、スタッフにまかせる裁量も大きくなってきますし、そうなると各自が「自分でやらなきゃ」となりますし、半年前から比べるとスタッフのスキルレベルもすごくあがっています。たまに「あれ、自分はいなくてもいいんじゃないか」と思う日もあります。今は中間管理職なので、会社が進もうとしている方向性を理解したうえで現場をうまく繋ぎ、会社としての思いをどう具現化して結果をだすか意識しています。
――会社の好きなところ、自慢できるところってありますか?
多様性があるという部分はいいところだと思います。1つの会社のなかでもゲームもウェブもブログもいろんな事業領域にわかれているので色んな人がいますし、元々いた会社も違いますし、国籍も違う。普通の会社ってカラーが同じになっていって、そうじゃない人には窮屈になっていくと思うんですが、うちの会社は動物園というか、それぞれ個性がたっていて、カラーが1つじゃないというのは面白いですね。
面白くて尊敬できる人達がいっぱいいるので楽しくて飽きないというのもあります。役員たちはそうですが、常に成長し続けていこうというのが根本的な部分で本当にそう思っているんです。上にいる人達のほうが実は動向を細かく見ていたりするので判断も早いですし、現場としては負けていられないというか追いつかないといけないなと思って緊張感を持ってやっています。
――最近なにか嬉しいことありましたか?
LINEのユーザーが1億超えた、とかもあるんですがチームメンバーが誕生日祝いをくれたのが嬉しかったです。私のデスクが汚れているのを皆が心配して、家政婦さんが掃除してくれるチケットをくれたんです。ただ、必要最低限のものしか買わないので物が少ないので実は平気だというのを言い出せなくて困っているんですが…。
――リフレッシュ方法や休日の過ごし方を教えてください
仕事はストイックにやると決めていて、会社を離れたら徹底的に遊ぶのを心がけています。記憶をとばすまでお酒を飲むこともあります。どうやって帰ったかわからないということも…。意外と、週末は本を読んでいたりして地味に過ごしています。
――最近ハマってることは何かありますか?
NAVERまとめで見て購入したんですが、セブンイレブンのつけ麺が美味しくてハマりそうです。あれは158円とは思えない味なので驚きますよ。
あとは、いつか行きたいなーと思っているんですが月島にふくろうカフェが出来たんです。小動物が好きで行きたいなと思っていて店の近くまでいくんですが開店前から並んでいて入れないのでいつか行ってみたいですね。癒しを求めているんですかね…。
▼セブンイレブンのつけ麺
158円の絶品つけ麺を知っていますか? セブンプレミアムは神様 - NAVER まとめ
――今後やっていきたい事を教えてください
LINEを世界のモンスターサービスと並ぶようなサービスにしたいです。体制が変わることでグローバルでも加速していくでしょうし、LINE@などのO2Oも加速していきますし、今後もサービスとしての成長を支援していきたいと思っています。また、うちの会社は面白い人が沢山いるのでそういう人達に光をあてたいと思っています。
――ありがとうございました
次回も気になるスタッフに話を聞いてみたいと思います。