今週も、はたらく机でスタッフを紹介していきたいと思います。
今日はLINE株式会社 開発支援室 BIチームでマネージャーをしている方です。

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――入社日を教えてください
当時はNHN Japanでしたが、2007年の7月に社内SEとして入社しました。


――LINE株式会社に入社したきっかけを教えていただけますか?
前職はいわゆるSIer(システムインテグレーター)で働いていたのですが、転職の動機は「自分が作ったものを使う人が実際にどう考えどう使っているのか見えない。どう思い、どう使ってくれているのか直接見たい」というものでした。それが一番実現出来そうで色々な面でマッチしたのがNHN Japanでした。


――BIチームのマネージャーですが、まずBIとはどういった意味なのでしょうか
あまり聞き慣れないかと思いますので説明させていただきますと、BIというのは「ビジネスインテリジェンス」の略です。企業が社会活動をやっていくとデータが蓄積していきますが、このデータを経営やサービスに活用していく活動のことを指します。BIチームは専門的にデータ蓄積から分析までを行うチームです。


――どのような仕事内容なのでしょうですか?
現在ですと、LINEゲーム関連に関する数字のサポートをしています。LINEで提供しているゲーム全体のKPIはDAU(デイリーアクティブユーザー)や売上の推移など様々ですが、この数字を多次元的に見て分析が出来るようにするということをしています。例えば、このアプリで、この国の人はどのくらいいて、どのデバイスが多く使われているのかなど切り口は無限にあり、その組み合わせもまた無限にあります。
「この数字を計測したい」という相談を受けることから始まりますが「その数字から何を知って何をしたいのか」をヒアリングして設計するところからやっています。


――メインでやっているBIチームはどんなチームですか?
チームとしては現在4人で、先ほどもあげたように「何をしたいのか」をヒアリングすることが大事なのでコミュニケーションが重要だと考えています。開発をしている部署というと没頭して作りこんでいるイメージがあるかと思いますが、どちらかというと確認しながら進めることが多いためチーム内でもコミュニケーションは活発です。なので、わりとうるさい方かなと思いますがそれでいいと思っています。話しかけにくい雰囲気が出ないようにしていきたいなと思っています。


――マネジメントで気をつけてることはありますか?
マネージャーになってから1年と少しですが、その間に体制の変化などもありました。その中で学んだのは「チームとして一番パフォーマンスが出る形にすることが大事」だなということです。自分は几帳面なタイプで「社会人ってこれが出来て当たり前だよね」というのをメンバー全員に対して求めていましたが、手段から入ってしまっていたなと今は思います。チームが達成するべき目的に対してはチームのパフォーマンスを最大化することが大事なので、メンバー全員に同じことを求めるのではなくその人個人にフォーカスして付き合っていくようにしています。

BIチームに所属しているスタッフは、プログラムも書けるしDBもさわることが出来ます。データを集計する部分の知識、業務に対する知識、集計要件についてのプロフェッショナルです。


――上司でも部下でもどんな関係性でもよいですが、どんな人と仕事をしたいですか?
LINEというサービスがユーザーの皆さんに広く利用していただくようになり、今まさにデータが物凄い勢いで増えています。BIの仕組みをその大量なデータに適用させるため、新たなシステムの構築をしようというタイミングです。蓄積されていくデータをどう活用していくかが大切なところなので、提供しているサービスにおいて「何をしたらもっとこのサービスがよくなるんだろう」というのを考えながら「こういったところを改善したらこういった数値の向上が出来るのでは」と提案まで出来て動ける人が理想です。

高いレベルの技術も必要になりますし、全てが出来るのも大事ですがそんな人はいないので(笑) 何かに特化していたり尖っているところがあるほうが期待できるかなと思います。

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――工夫している、こだわっている仕事道具とかありますか?
クラウド上のメモ帳はよく使っていますね。PCでもスマホでもすぐに同期されるので、今日やるタスクを電車で書いてオフィスですぐ確認できるのでスッと仕事に入れます。同じようなことが出来るアプリは沢山あると思いますが、OSを超えて使えるので今はDropBoxとメモアプリを組み合わせて使っています。


――会社の好きなところ、自慢できるところってありますか?
好きと言えるかはわかりませんが、与えられる裁量が大きいのでチャレンジが出来る環境だというのが大きいと思います。自分が思っていることを喋れない会社も世の中にはありますが、思っていることが言えるし説得できて実力があれば実行できる環境もあります。

例えば、入社後すぐにシステムひとつ任されて、運用をすべて任されるということがありました。「このシステムをどう活用して、どう会社に活かすのか。社員とどうコンセンサスを取るのか、外部のサポート会社とどういう関係を作るのか」そんな仕事を、まるっとやっていいと言われました。今までの業務経験と比べると、自分で考えて、行動する必要がある業務経験だったと思います。

このような業務経験を経て、現在は「自分で考えて動ける領域」が広くなりました。かといって好きなことばかり出来るということでもなく暴走しないよう見てくれる人もいるのでバランスがよいなと思います。


――リフレッシュ方法や休日の過ごし方を教えてください
子供と一緒に遊園地や最近だとプールなどに出かけています。夫婦二人だけだとあまり感じませんでしたが、子供が生まれると四季折々のイベントに敏感になるもので休みには必ず何か予定が入ってる状態です。


――モチベーションの源は何ですか?
BIという仕事自体に可能性を感じているので、それ自体がモチベーションになっています。やればやるほど奥が深い仕事だなと思います。


――今後やっていきたい事を教えてください
BIにはステップがあって、最初はとにかくデータを集める、次はデータを見せる、今はそのくらいの段階にいます。将来的には見せたデータに意味を見つけ出すこともできますし、システムに組み込んでしまえばよりよい仕組みを提案できます。データをもっと活用するという領域はこれからなので、より貢献してサービスの成長を助けていきたいと思っています。
NHN Japanの頃に始めたBIはデータを出すところまでが精一杯で「何が起こったかはわかる」という状態でしたが、今後はデータを活用したりこれから何が起こっていくかを見せられるようにしていきたいなと思います。


――ありがとうございました


次回も気になるスタッフに話を聞いてみたいと思います。