LINE株式会社ではLINEゲームの次期プラットフォームを企画・開発しており、担当部署であるパブリッシング技術開発室では現在エンジニアの採用に注力しております。今回は実際に働いている方々にお話を聞いてみました。

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――部署の設立経緯について教えていただけますか?
元々はNHN Japan株式会社のHangameプロジェクトの中の1部門として動いていたのですが、LINEゲームというサービスが出来たタイミングでプラットフォームの開発・管理・運営を行うという形で動き始めました。部署としては今年の4月に NHN Japan株式会社がLINE株式会社とNHN PlayArt 株式会社に分社したタイミングで設立されたという経緯になります。


――パブリッシング技術開発室はどのような仕事をしている部署でしょうか
LINE POPLINE JELLYLINE ポコパンなどの「LINEゲーム」をパブリッシングするためのプラットフォームや、ゲーム専用のプラットフォームなどの開発と支援をしています。ゲームにより異なりますが、開発会社様や協力会社様へ向けての技術的な支援なども行っています。ゲームサービスの提供をする部署ですので、ゲーム特有のシステム開発やチート対策などの検討・開発もしています。

所属しているスタッフは主にスマートフォンのクライアント制作とサーバサイド担当の2つの職種から構成されており、現在利用しているプラットフォームのメンテナンスとLINEゲーム用に新たにプラットフォームを作る作業を行っています。新たに作っているプラットフォームの開発と同時にリリース予定のタイトルについても同時進行で進めているところです。


――どのような雰囲気のチームですか?
チームの雰囲気としては、ゲームサービスを安定的にお客様に提供する組織ですので、サービスが稼働している間は常に動き続けています。わりと遅くまでサービスの状況を見ていることもありますね。普段のコミュニケーションは日本語でしているので違和感はありませんが、国籍でいうと日本人もいますしフランス人もいますし韓国人もいます。今月にはタイの人も入社予定です。

パブリッシング技術開発室には支援部門と開発部門があり、支援部門が実際にサービスを運営するチームです。開発パートはプラットフォーム開発を進めているところでして、現在は7人の開発者がいますがあと6名ほど増員したいなと考えています。

――現在、採用強化をしている職種について教えてください。また、どういった部分を重視しているかなども聞かせていただけますか?
スマートフォン開発エンジニアとサーバサイドエンジニアの2職種で積極的に採用を行っているところです。仕事の内容としては先ほども話が出ましたがLINEゲーム用のプラットフォーム開発がメインとなります。ゲーム開発会社様に向けてAPIを開発して使ってもらったり、スマートフォン用のSDKの提供などです。

LINE株式会社 | 募集職種 | スマートフォン開発エンジニア(LINE GAME)
LINE株式会社 | 募集職種 | サーバサイドエンジニア(LINE GAME)

LINEというプロダクト自体がグローバル展開をしている中で、LINEゲーム自体もグローバルで使っていただけるものを想定してプラットフォーム作りをしていますので、色々な環境でどうすれば安定した形で提供していくことが出来るかも検証しながら進めています。

重視している点ですと、何でも出来る器用さよりもスペシャリストを望んでいます。データベースに強い、ストレージのディストリビューションに強い、ネットワークに強い、といったように何かしら1つ強みがある人がいいですね。

――ゲームの開発経験は必須でしょうか?
いえ、ゲーム開発は未経験でもいいです。ただ、我々の仕事は将来を見据えてグローバルで多くのユーザーに使ってもらえるプラットフォームを作ることですので「ゲームばりばりやってました!」というように、ゲームタイトルを作りたいという方ではミスマッチになってしまう可能性もあると思っています。まずは仕組みを作る部分を最重要としています。

今後リリースされるゲームでは新たなプラットフォームを利用予定です。全てのゲームに影響が出てしまうので信頼性や利便性が高いものを作る必要がありますので、様々な状況を想定しながら設計なり実装をしていっています。そういった意味では、最後までやりきる責任感というのは非常に大事だと考えていますのでこれからご応募いただく方には是非そういった気持ちで望んでいただければと思います。


――グローバル展開を見据えた開発をするというのはどういった内容なのでしょうか?
気をつけていることとしては、国によってはネットワーク環境が悪い場合も多いので検証を重ねています。日本や韓国などはブロードバンド化が進んでいるので常時接続が当たり前のように感じますが、東南アジアなどはネットワーク環境がまるで違っています。

まず今あるゲームがちゃんと動くか現地まで行き、テストアプリで起動までの時間を計測したり実際にプレイをしてテストしています。地道にそういったテストを重ね、必要な時だけネットワークに接続するように変更をしたり、国別にどういった変更が必要となるかをまとめてゲーム開発会社様にナビゲートしたり、といった事もしています。海外は必要な時しか3Gでの接続をオンにしない国もありますし、プラットフォームもそういった部分を意識しながら作っています。


――お忙しいかと思いますが、大変なところとやりがいを感じる部分を教えていただけますか?
LINEという名前がついているゲームは全て担当しており、現在で約40タイトルあります。24時間サービスを提供していまして、朝の通勤時間と昼休みと夜の大きく3回に分けて綺麗にアクセスが急増しますので都度障害対応などをしています。大変なところといえば、規模が大きなサービスを同時にいくつも提供していますので障害対応なども体力勝負な時があるというところでしょうか。

やりがいを感じる部分は、プラットフォームというのは色々な国の様々な人が使うものですから自分が接している規模が物凄く大きく影響範囲も大きくなりますので、それに自分が関わっているというのが嬉しいです。身近なところでいうとLINEゲームは自分の子供も使ってくれていますし、電車の中を見渡せば誰かがやってくれたりしていますから。

また、現在扱っている規模が大きいので経験になるというのは勿論ですが、新たに作っているプラットフォームは確実に大規模なものとなりますのでそれを作っていくのは自分のスキルのレベルアップにもなっています。


――最後に、これから入社するかも知れない方へメッセージなどあればお願いします
そうですね、スマートフォン専用の大規模プラットフォームの設計に関われるチャンスは多くないと思いますが、一緒に成長していけたらよいと思います。テンプレートもフレームワークも何もない、ゼロから作っていますので明日からでも来てください!
自分でアーキテクト出来る人、自分で考えて説明できてコミュニケーションできる人。言われたままじゃなくて、自分で考えて出来る人。色んなことを考えて形に出来る人。そんな方に是非ご応募いただければと思います。

――ありがとうございました


今回のエントリで募集をしているのは以下の職種です。是非ご応募ください。
LINE株式会社 | 募集職種 | スマートフォン開発エンジニア(LINE GAME)
LINE株式会社 | 募集職種 | サーバサイドエンジニア(LINE GAME)
LINE株式会社 | 募集職種 | LINE GAME技術支援担当