しばらくぶりの、はたらく机です。
今回は、LINE上から手軽に注文できるデリバリーサービス「LINEデリマ」の事業企画を担当している、O2O事業室ECサービスチームの河村直紀さんの机におじゃまして、ワークスタイルやビジョン、チームの雰囲気、コミュニケーションの仕方などをお伺いしました。

笑顔がさわやか過ぎませんか。
――入社されたのは今年6月ですよね(2017年10月に取材)。どういった経緯で、LINEで働くことになったのでしょうか?
河村直紀(以下、河村):楽天株式会社に新卒で入社した後、インターネット関連のベンチャーに移りました。楽天時代からO2O(Online to Offline)と呼ばれる領域での仕事をしていきたいなと考えていました。
――O2O(オーツーオー)、というのは……?
河村:オンラインを使いながら、いかに実店舗やリアルなお客さんとの接点を見出していくかという領域ですね。

――ネットだけじゃなく、それきっかけでお店に行くような取引ってことですね。
河村:そうですね。楽天で働いていた当時(2010年ごろ)は、それまでリアルで売買されていたものが、どんどんネットの中で行われるようになるタイミングでした。
――いまではネット、特にスマホでの売買が当たり前になっています。
河村:個人的にはリアルからネットへという流れが一方的に続くのではなく、徐々に両者の領域があいまいになっていくのではないかと想像していました。
そんな流れの中でO2Oをもっと回していけたら面白い世界があるだろうなと。最終的に、ベンチャーよりも大きな影響力を持つLINEでそれを体験してみたいと考えました。
――お仕事の具体的な中身はどんな感じですか?
河村:「出前館」を運営している夢の街創造委員会さんや、宅配ピザをはじめとするデリバリー営業をされている飲食店さんなど、すでに提携、加盟していただいているクライアントとの折衝が多いですね。

――全国約14,000店舗のフードメニューが選べるって公式サイトに書いてあります。いまLINEデリマのチームは何人ぐらいなのでしょうか?
河村:私が担当する事業企画のメンバーは、3人です(2017年10月現在)。そのほか、開発、デザイン、開発と事業企画を結ぶ企画を含めると、14人ですね。
――サービス規模にしては、少ない印象です(14人で14,000店舗分のサービスをカバー……!?)。
河村:そうですね。いま仲間を募集中です。今後どういう風にLINEデリマの利用を増やして、LINE上で取引される額を増やしていくのか、というチーム全体のミッションを果たすためにも、採用を強化しています。
いつもこんな感じで仕事をしています。

河村さんの机は、雑然としているようで、実はあんまりモノがありません。

デリバリーをしているお店のチラシを見て、サービス上でのメニューの見せ方などを研究しているそうです。
――開発やデザインなど、ほかのチームのメンバーとは、どのようにコミュニケーションしているのでしょうか?
河村:全員が集まる場として、毎週ミーティングがあります。あとはその都度、LINEとか、LINE WORKSなどのメッセンジャーを使ってグループ、個々でのやり取りをすることが多いですね。
スタンプが絶妙に雰囲気を和らげてますね。
河村:オフィスのフロアが違うメンバーには、直接席に行って話をすることもあります。一度、顔を見ながら話をしたうえでLINEを使うと、やっぱりコミュニケーションが深まりやすいんですよね。それで、今のところ順調です。

7月26日に開催したLINEデリマの発表会。たくさんのメディアの方にお越しいただきました。
――LINEデリマは、7月にスタートしたばかりのサービスです。課題もあるのでは?
河村:スタート直後にいろんなメディアでLINEデリマを取り上げていただきましたが、すぐに注文に結びついたわけではなかったですね。
――いつ頃、手ごたえを感じました?
河村:半額キャンペーンを実施したところ、ものすごくダイレクトにお客様の反応が数字として表れました。ツイッターなどSNSで、LINEデリマにまつわる投稿も伸び始めています。一度、使っていただくと、また使っていただけたりするようです。
こちらの半額キャンペーンは、もう終わっていますが、今後も実施されるかも。
――LINEでご飯が届くと、楽ちんですもんね。
河村:そうなんですよ。僕らの課題は、とにかく一度LINEデリマを利用していただくこと。何か食べよう! と思った時に、選択肢の一つとしてLINEデリマを想起していただけるレベルにまで、サービスの存在感を上げることだと思っています。
――目標に向かう上で、特にチームに必要だと感じていることは何でしょうか?
河村:チーム内にいろんな人がいて、それぞれいいところがあります。それをしっかりキャッチアップしていけるようなチーム作りですね。

オープンスペースで打ち合わせする、LINEデリマのメンバー。
――チームとしてまとまりながら、個性も生かすと。
河村:はい。ただ、単純に「みんなで仲良くなりましょう」ということではなく、「みんなでいい仕事をしましょう!」という表現のほうが適切かもですね。そのためには、言いたいことが言い合える状況を作ることが大事だなと。
――(……ポイズン)「言いたいことが言い合える」環境を作るためには、どうすればいいでしょう?
河村:大前提として、“相手が考えていること”と“自分が考えていること”は違うと認識すること、ですかね。
――人は違って当たり前ってことですね。
河村:はい。なので、コミュニケーションするときに、なるべく否定から入らない。それは意識してやっています。やっぱり「いいね!」は大事ですよ(笑)。
――いいですね(笑)。
河村:相手の考えを受け入れながら議論していく中で、「でも、こういう部分は課題だよね」と話したりします。あとは、会議など大勢が集まった場所で、誰が話し始める?っていう空気になることがあるじゃないですか。
――あると思います(笑)。
河村:そういう時は、積極的に自分が前に出るようにしています。ひねった内容の発言ではなく、コミュニケーションしやすいように、あえてツッコミどころがあるような、ゆる~い発言を心がけています(笑)。

――今後、LINEデリマはどうなって行くんですかね?
河村:デリマって、「デリバリーマーケット」の略なんです。なので、フードの宅配だけじゃなく、今後は、日用雑貨とか生鮮食品、医薬品とか。あるいは、家事代行みたいなサービスそのものの宅配もいいかもですね。
とにかく、ありとあらゆるマーケットがそろっている場を提供したいです。そんな大きな絵を描けるような方と、ご一緒できたらうれしいです。
――楽しみにしています。ありがとうございました。
ここからは、社員がオフの時間を過ごす、お気に入りのイス(場所)を紹介するコーナーです。
河村さんの「はたらかないイス」はこちら!

こちらに座って優雅に食事……シャレオツ。
土日はこのソファで、自分の手料理を共働きの奥様に振る舞うそう。最近ではローストビーフが好評だったとか。「料理をすると落ち着くんです」と河村さん。いろんなリラックス法があるんですね。

手作りのローストビーフ。ほどよくレアな焼き加減です。
終始笑顔で、アイコンタクトもしっかりとられていた河村さん。お話をうかがっているだけで、ポジティブな気分になりました。ありがとうございました。
この記事の感想は、Twitter、Facebook、LINEタイムラインで、#タグ「#はたらく机」を付けて投稿ください。みんなで拝見します。
それでは、次回もお楽しみに。
今回は、LINE上から手軽に注文できるデリバリーサービス「LINEデリマ」の事業企画を担当している、O2O事業室ECサービスチームの河村直紀さんの机におじゃまして、ワークスタイルやビジョン、チームの雰囲気、コミュニケーションの仕方などをお伺いしました。

笑顔がさわやか過ぎませんか。
河村 直紀 (かわむら なおき)
O2O事業室 ECサービスチーム所属。新卒で国内大手ECモールにて、加盟企業のオンラインの販促戦略の立案、および実行サポートに従事。オンラインに加えオフライン販促にも挑戦するべく、2014年にO2Oのマーケットを創出したベンチャー企業に転職。現在はECサービスチームにてLINEデリマの事業企画を担当し、国内の即日宅配マーケットの拡大を担う。
最近の趣味は料理。愛読書は塩野七生さんの「ローマ人の物語」。
なぜLINEだったのか
――入社されたのは今年6月ですよね(2017年10月に取材)。どういった経緯で、LINEで働くことになったのでしょうか?
河村直紀(以下、河村):楽天株式会社に新卒で入社した後、インターネット関連のベンチャーに移りました。楽天時代からO2O(Online to Offline)と呼ばれる領域での仕事をしていきたいなと考えていました。
――O2O(オーツーオー)、というのは……?
河村:オンラインを使いながら、いかに実店舗やリアルなお客さんとの接点を見出していくかという領域ですね。

――ネットだけじゃなく、それきっかけでお店に行くような取引ってことですね。
河村:そうですね。楽天で働いていた当時(2010年ごろ)は、それまでリアルで売買されていたものが、どんどんネットの中で行われるようになるタイミングでした。
――いまではネット、特にスマホでの売買が当たり前になっています。
河村:個人的にはリアルからネットへという流れが一方的に続くのではなく、徐々に両者の領域があいまいになっていくのではないかと想像していました。
そんな流れの中でO2Oをもっと回していけたら面白い世界があるだろうなと。最終的に、ベンチャーよりも大きな影響力を持つLINEでそれを体験してみたいと考えました。
はたらく机を見せてください
――お仕事の具体的な中身はどんな感じですか?
河村:「出前館」を運営している夢の街創造委員会さんや、宅配ピザをはじめとするデリバリー営業をされている飲食店さんなど、すでに提携、加盟していただいているクライアントとの折衝が多いですね。

――全国約14,000店舗のフードメニューが選べるって公式サイトに書いてあります。いまLINEデリマのチームは何人ぐらいなのでしょうか?
河村:私が担当する事業企画のメンバーは、3人です(2017年10月現在)。そのほか、開発、デザイン、開発と事業企画を結ぶ企画を含めると、14人ですね。
――サービス規模にしては、少ない印象です(14人で14,000店舗分のサービスをカバー……!?)。
河村:そうですね。いま仲間を募集中です。今後どういう風にLINEデリマの利用を増やして、LINE上で取引される額を増やしていくのか、というチーム全体のミッションを果たすためにも、採用を強化しています。
いつもこんな感じで仕事をしています。

河村さんの机は、雑然としているようで、実はあんまりモノがありません。

デリバリーをしているお店のチラシを見て、サービス上でのメニューの見せ方などを研究しているそうです。
コミュニケーションのスタイル
――開発やデザインなど、ほかのチームのメンバーとは、どのようにコミュニケーションしているのでしょうか?
河村:全員が集まる場として、毎週ミーティングがあります。あとはその都度、LINEとか、LINE WORKSなどのメッセンジャーを使ってグループ、個々でのやり取りをすることが多いですね。
スタンプが絶妙に雰囲気を和らげてますね。
河村:オフィスのフロアが違うメンバーには、直接席に行って話をすることもあります。一度、顔を見ながら話をしたうえでLINEを使うと、やっぱりコミュニケーションが深まりやすいんですよね。それで、今のところ順調です。
LINEデリマの課題と手ごたえ

7月26日に開催したLINEデリマの発表会。たくさんのメディアの方にお越しいただきました。
――LINEデリマは、7月にスタートしたばかりのサービスです。課題もあるのでは?
河村:スタート直後にいろんなメディアでLINEデリマを取り上げていただきましたが、すぐに注文に結びついたわけではなかったですね。
――いつ頃、手ごたえを感じました?
河村:半額キャンペーンを実施したところ、ものすごくダイレクトにお客様の反応が数字として表れました。ツイッターなどSNSで、LINEデリマにまつわる投稿も伸び始めています。一度、使っていただくと、また使っていただけたりするようです。
こちらの半額キャンペーンは、もう終わっていますが、今後も実施されるかも。
――LINEでご飯が届くと、楽ちんですもんね。
河村:そうなんですよ。僕らの課題は、とにかく一度LINEデリマを利用していただくこと。何か食べよう! と思った時に、選択肢の一つとしてLINEデリマを想起していただけるレベルにまで、サービスの存在感を上げることだと思っています。
人は違って当たり前
――目標に向かう上で、特にチームに必要だと感じていることは何でしょうか?
河村:チーム内にいろんな人がいて、それぞれいいところがあります。それをしっかりキャッチアップしていけるようなチーム作りですね。

オープンスペースで打ち合わせする、LINEデリマのメンバー。
――チームとしてまとまりながら、個性も生かすと。
河村:はい。ただ、単純に「みんなで仲良くなりましょう」ということではなく、「みんなでいい仕事をしましょう!」という表現のほうが適切かもですね。そのためには、言いたいことが言い合える状況を作ることが大事だなと。
――(……ポイズン)「言いたいことが言い合える」環境を作るためには、どうすればいいでしょう?
河村:大前提として、“相手が考えていること”と“自分が考えていること”は違うと認識すること、ですかね。
――人は違って当たり前ってことですね。
河村:はい。なので、コミュニケーションするときに、なるべく否定から入らない。それは意識してやっています。やっぱり「いいね!」は大事ですよ(笑)。
――いいですね(笑)。
河村:相手の考えを受け入れながら議論していく中で、「でも、こういう部分は課題だよね」と話したりします。あとは、会議など大勢が集まった場所で、誰が話し始める?っていう空気になることがあるじゃないですか。
――あると思います(笑)。
河村:そういう時は、積極的に自分が前に出るようにしています。ひねった内容の発言ではなく、コミュニケーションしやすいように、あえてツッコミどころがあるような、ゆる~い発言を心がけています(笑)。
仕事の先に何がある?

――今後、LINEデリマはどうなって行くんですかね?
河村:デリマって、「デリバリーマーケット」の略なんです。なので、フードの宅配だけじゃなく、今後は、日用雑貨とか生鮮食品、医薬品とか。あるいは、家事代行みたいなサービスそのものの宅配もいいかもですね。
とにかく、ありとあらゆるマーケットがそろっている場を提供したいです。そんな大きな絵を描けるような方と、ご一緒できたらうれしいです。
――楽しみにしています。ありがとうございました。
はたらかないイス
ここからは、社員がオフの時間を過ごす、お気に入りのイス(場所)を紹介するコーナーです。
河村さんの「はたらかないイス」はこちら!

こちらに座って優雅に食事……シャレオツ。
土日はこのソファで、自分の手料理を共働きの奥様に振る舞うそう。最近ではローストビーフが好評だったとか。「料理をすると落ち着くんです」と河村さん。いろんなリラックス法があるんですね。

手作りのローストビーフ。ほどよくレアな焼き加減です。
終始笑顔で、アイコンタクトもしっかりとられていた河村さん。お話をうかがっているだけで、ポジティブな気分になりました。ありがとうございました。
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それでは、次回もお楽しみに。