LINEでは2019年度、様々な職種・形式でインターンシップを実施しました。
企画営業職の仕事を体験する広告事業コースでは、とある企業が抱えている課題に対して、LINEの様々な広告プロダクトを用いて、どう解決できるかを一人ひとりが考える課題を用意。企画営業職の社員が日々行っているクライアント様の「課題発見」から「課題解決の方法」まで、広告企画・提案の業務を参加者に経験してもらいました。
4日間にわたり、学生1人に対してメンターの社員が1人という体制で取り組んだ、広告事業コースのインターンをレポートします。

初日は、営業という仕事の特徴や広告プロダクトの特徴、それぞれのプロダクトが提供する価値について、企画営業職の各社員からインプットする時間が設けられました。冒頭では、2016年に新卒で入社した木村 魁より、LINEという会社についてや営業組織のミッション、今回のインターンで感じて欲しいことなどをお話ししました。

People & Culture開発室の木村 魁が、参加した学生たちに向けて挨拶。
木村:まず、私たちマーケティングソリューションカンパニーとしてのミッションは、「人と企業」「人とブランド」「プロダクト、サービスの距離」を縮めることです。
今回、株式会社オンワード樫山様のご協力のもと、実際にLINEの広告プロダクトを用いて、オンワード・クローゼットというオンワード様のECの売上拡大に向けた施策についてご提案できる機会をセットさせていただきました。学生のうちに、実際のクライアント様へのご提案をできる機会は、なかなかないと思われますので、広告営業・法人営業とはどういうものかを体感してもらえればと思います。
その上で、LINEの営業が普段どんなことをしているのか、LINEという会社や働く人の雰囲気やマインド、実際に提案することの難しさや魅力などを少しでも感じて、持ち帰っていただければと思っています。
また、LINEの営業の特徴として、様々な業種業態の広告主の皆様に支えられているだけでなく、ソリューションの幅も広いため、マーケティング提案にとどまらず「業界全体の課題」や「企業様全体の課題」にもフォーカスすることができます。その面白さについても、少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

広告事業本部 インフライノベーション室・室長の杉本 浩一は「法人営業概論」として、法人営業の性質や面白みについて話しました。
続けて法人営業の業務や、LINE公式アカウント、LINE Sales Promotion、LINE Ads Platformなど、LINEの広告ソリューションについて、インプットの時間を設けました。そのなかで、各事業を担当している事業企画の社員たちが、それぞれの特徴や強みなどについて、実際の導入事例を交えながら紹介しました。
学生たちはインプットされた内容を踏まえ、それぞれメンターの社員のサポートのもと、翌日に控えたクライアント様へのヒアリングに臨みます。


参加者には、1人ずつメンター社員がついて最終日までサポート。
2日目と3日目は、実際にオンワード様のオフィスを訪問。2日目は、企業の持つ課題を捉えるためのヒアリングを行いました。訪問前に聞きたいこと、どんな進め方で聞くかなど、しっかり準備をして、着目していた課題の仮説をクライアント様と認識をすり合わせながら、提案する内容やメニューの方向性を決定する時間になりました。
3日目は、ヒアリングした内容を元に準備した資料等を用いて、より詳細な施策を提案しました。元から備わっている、LINEの機能やソリューションを使った施策はもちろん、まだ提供されていない機能を用いた新しい施策についても提案し、懸念点や提案のブラッシュアップポイントを明確にしました。

新しく提案した施策について感想を聞かれたオンワードの畑山様からは「これから開発するというハードルさえなければ、ぜひ実際に導入していきたい」とのフィードバックも。
実際に自分たちが考えたアイデアを提案して、クライアント様の観点からの気づきを得られた参加者が多かったようです。

インプットを受けて、懸念点や改善点を改めて確認し、最終日に向けて提案施策のブラッシュアップを行います。
「ヒアリング~提案準備」まで短い時間でクライアント様に提案するため、学生もサポートした社員も実際の仕事と同様に、最後まで検討を重ねました。

最終日は、ついにオンワード様へのご提案。LINEならではの施策をもとに、各参加者が趣向を凝らし、オンワード・クローゼットの売上拡大を目指した施策について、一人ひとりが20分程度のプレゼンテーションを行いました。
会場には、審査委員として来社いただいたオンワードのご担当者様と、LINEの広告事業担当役員の池端、インフライノベーション室・室長の杉本、その他にも企画営業職の社員たちが参加。プレゼンを見守り、各発表に対して、質疑応答やフィードバックを行いました。
すべてのプレゼンテーションが終わると審査員で議論を行い、オンワードのご担当者様より優勝者を発表しました。

提案が評価され、優勝した奥田さん。
選ばれたのは、新作発売前の需要喚起(プレバズ)、発売後のユーザーのシェアによるブランド認知拡大の施策を提案した奥田さん。LINE公式アカウントやLINE Ads Platformを用いて提案し、「オンワードとしての実現性、やってみたいと思うかどうかという観点で、提案の筋が一番よかった」と評価されました。
最後にオンワードのご担当者様とLINEの池端から、参加者にメッセージを送りました。
オンワードご担当者様:今回、各自多くのことを調べ、考え、本当に一生懸命取り組んでいただきました。営業という仕事においてとても大事なのは「誰と仕事をするか」ということで、そのために必要な知識やスキル、熱量といった要素を皆さんには追い求めて行って欲しいと思っています。
クライアントもパートナーもお互いの期待値を超えていくという、良い意味での競争原理が生まれてこないと良い結果は出てきません。双方に良い刺激と競争心があればWin-Winの関係になっていくと思うので、そうした気持ちを忘れずに社会に出て欲しいと思います。
今回、このようなきっかけを作っていただき、私どもも感謝していますし、学生の皆さまにとっても非常に良い経験になったと思います。皆さまが社会に出たときにまたお会いして、一緒にお仕事する機会があればとても嬉しく思います。

広告事業を担当する執行役員の池端 由基。
池端:皆さん、4日間本当にお疲れさまでした。短い時間にも関わらず、学生とは思えない提案内容で、聞いていて楽しかったです。緊張や不安もたくさんあったとは思うんですが、これから面接や色々な機会で、緊張や不安に出会うことが多いと思います。それに対する抗力というのは本当に大切で、だからこそ「準備をしっかりしてください」ということに繋がると思っています。
ここにいる全員へのフィードバックとして、営業において「とにかく準備すること」「相手のことを隅々まで調べること」や「相手の立場に立って物事を考え、捉えること」の大切さを伝えたいです。当事者が気づいてないことを気づいていただくためには、当事者よりも調べなくてはいけない。
今の時代、手段は無数にあって、聞かなくても調べられるし、ネットで見られるし、その場所に行くことも、なんだってできます。相手のことを想像しながら準備するということは、新卒採用をこれから受けていく中でも本当に大切なことです。
最後に、今回オンワード様のご協力のもと、アパレルについて色々と考えてもらいましたが、私は朝起きて「今日、誰に会うんだろう」ということを考えながら、服を選ぶんですね。今日はネクタイを締めたほうがいいか、スーツがいいか、カジュアルがいいかと。これから社会に出ると自分ではなく相手が主語になって、その人にどう思われたいか、どう見られたいかと考えるようになります。
このインターンが「相手のことを考えること」の大切さを考えるきっかけに、少しでもなれたなら良いと思っています。
参加した学生の皆さんに、LINEのインターンに来て「どんなことを感じたのか」、「何を得たのか」など、感想を伺いました。回答いただいたアンケートから、感想をいくつか紹介したいと思います。
※実際にいただいた回答から一部を、そのまま掲載しています。
企画営業職の仕事を体験する広告事業コースでは、とある企業が抱えている課題に対して、LINEの様々な広告プロダクトを用いて、どう解決できるかを一人ひとりが考える課題を用意。企画営業職の社員が日々行っているクライアント様の「課題発見」から「課題解決の方法」まで、広告企画・提案の業務を参加者に経験してもらいました。
4日間にわたり、学生1人に対してメンターの社員が1人という体制で取り組んだ、広告事業コースのインターンをレポートします。

DAY1:社員によるインプット会
初日は、営業という仕事の特徴や広告プロダクトの特徴、それぞれのプロダクトが提供する価値について、企画営業職の各社員からインプットする時間が設けられました。冒頭では、2016年に新卒で入社した木村 魁より、LINEという会社についてや営業組織のミッション、今回のインターンで感じて欲しいことなどをお話ししました。

People & Culture開発室の木村 魁が、参加した学生たちに向けて挨拶。
木村:まず、私たちマーケティングソリューションカンパニーとしてのミッションは、「人と企業」「人とブランド」「プロダクト、サービスの距離」を縮めることです。
今回、株式会社オンワード樫山様のご協力のもと、実際にLINEの広告プロダクトを用いて、オンワード・クローゼットというオンワード様のECの売上拡大に向けた施策についてご提案できる機会をセットさせていただきました。学生のうちに、実際のクライアント様へのご提案をできる機会は、なかなかないと思われますので、広告営業・法人営業とはどういうものかを体感してもらえればと思います。
その上で、LINEの営業が普段どんなことをしているのか、LINEという会社や働く人の雰囲気やマインド、実際に提案することの難しさや魅力などを少しでも感じて、持ち帰っていただければと思っています。
また、LINEの営業の特徴として、様々な業種業態の広告主の皆様に支えられているだけでなく、ソリューションの幅も広いため、マーケティング提案にとどまらず「業界全体の課題」や「企業様全体の課題」にもフォーカスすることができます。その面白さについても、少しでも感じてもらえたら嬉しいです。

広告事業本部 インフライノベーション室・室長の杉本 浩一は「法人営業概論」として、法人営業の性質や面白みについて話しました。
続けて法人営業の業務や、LINE公式アカウント、LINE Sales Promotion、LINE Ads Platformなど、LINEの広告ソリューションについて、インプットの時間を設けました。そのなかで、各事業を担当している事業企画の社員たちが、それぞれの特徴や強みなどについて、実際の導入事例を交えながら紹介しました。
学生たちはインプットされた内容を踏まえ、それぞれメンターの社員のサポートのもと、翌日に控えたクライアント様へのヒアリングに臨みます。


参加者には、1人ずつメンター社員がついて最終日までサポート。
DAY2&DAY3:ヒアリング&提案準備
2日目と3日目は、実際にオンワード様のオフィスを訪問。2日目は、企業の持つ課題を捉えるためのヒアリングを行いました。訪問前に聞きたいこと、どんな進め方で聞くかなど、しっかり準備をして、着目していた課題の仮説をクライアント様と認識をすり合わせながら、提案する内容やメニューの方向性を決定する時間になりました。
3日目は、ヒアリングした内容を元に準備した資料等を用いて、より詳細な施策を提案しました。元から備わっている、LINEの機能やソリューションを使った施策はもちろん、まだ提供されていない機能を用いた新しい施策についても提案し、懸念点や提案のブラッシュアップポイントを明確にしました。

新しく提案した施策について感想を聞かれたオンワードの畑山様からは「これから開発するというハードルさえなければ、ぜひ実際に導入していきたい」とのフィードバックも。
実際に自分たちが考えたアイデアを提案して、クライアント様の観点からの気づきを得られた参加者が多かったようです。

インプットを受けて、懸念点や改善点を改めて確認し、最終日に向けて提案施策のブラッシュアップを行います。
「ヒアリング~提案準備」まで短い時間でクライアント様に提案するため、学生もサポートした社員も実際の仕事と同様に、最後まで検討を重ねました。
DAY4:クライアント様への提案

最終日は、ついにオンワード様へのご提案。LINEならではの施策をもとに、各参加者が趣向を凝らし、オンワード・クローゼットの売上拡大を目指した施策について、一人ひとりが20分程度のプレゼンテーションを行いました。
会場には、審査委員として来社いただいたオンワードのご担当者様と、LINEの広告事業担当役員の池端、インフライノベーション室・室長の杉本、その他にも企画営業職の社員たちが参加。プレゼンを見守り、各発表に対して、質疑応答やフィードバックを行いました。
すべてのプレゼンテーションが終わると審査員で議論を行い、オンワードのご担当者様より優勝者を発表しました。

提案が評価され、優勝した奥田さん。
選ばれたのは、新作発売前の需要喚起(プレバズ)、発売後のユーザーのシェアによるブランド認知拡大の施策を提案した奥田さん。LINE公式アカウントやLINE Ads Platformを用いて提案し、「オンワードとしての実現性、やってみたいと思うかどうかという観点で、提案の筋が一番よかった」と評価されました。
最後にオンワードのご担当者様とLINEの池端から、参加者にメッセージを送りました。
オンワードご担当者様:今回、各自多くのことを調べ、考え、本当に一生懸命取り組んでいただきました。営業という仕事においてとても大事なのは「誰と仕事をするか」ということで、そのために必要な知識やスキル、熱量といった要素を皆さんには追い求めて行って欲しいと思っています。
クライアントもパートナーもお互いの期待値を超えていくという、良い意味での競争原理が生まれてこないと良い結果は出てきません。双方に良い刺激と競争心があればWin-Winの関係になっていくと思うので、そうした気持ちを忘れずに社会に出て欲しいと思います。
今回、このようなきっかけを作っていただき、私どもも感謝していますし、学生の皆さまにとっても非常に良い経験になったと思います。皆さまが社会に出たときにまたお会いして、一緒にお仕事する機会があればとても嬉しく思います。

広告事業を担当する執行役員の池端 由基。
池端:皆さん、4日間本当にお疲れさまでした。短い時間にも関わらず、学生とは思えない提案内容で、聞いていて楽しかったです。緊張や不安もたくさんあったとは思うんですが、これから面接や色々な機会で、緊張や不安に出会うことが多いと思います。それに対する抗力というのは本当に大切で、だからこそ「準備をしっかりしてください」ということに繋がると思っています。
ここにいる全員へのフィードバックとして、営業において「とにかく準備すること」「相手のことを隅々まで調べること」や「相手の立場に立って物事を考え、捉えること」の大切さを伝えたいです。当事者が気づいてないことを気づいていただくためには、当事者よりも調べなくてはいけない。
今の時代、手段は無数にあって、聞かなくても調べられるし、ネットで見られるし、その場所に行くことも、なんだってできます。相手のことを想像しながら準備するということは、新卒採用をこれから受けていく中でも本当に大切なことです。
最後に、今回オンワード様のご協力のもと、アパレルについて色々と考えてもらいましたが、私は朝起きて「今日、誰に会うんだろう」ということを考えながら、服を選ぶんですね。今日はネクタイを締めたほうがいいか、スーツがいいか、カジュアルがいいかと。これから社会に出ると自分ではなく相手が主語になって、その人にどう思われたいか、どう見られたいかと考えるようになります。
このインターンが「相手のことを考えること」の大切さを考えるきっかけに、少しでもなれたなら良いと思っています。
最後に
参加した学生の皆さんに、LINEのインターンに来て「どんなことを感じたのか」、「何を得たのか」など、感想を伺いました。回答いただいたアンケートから、感想をいくつか紹介したいと思います。
※実際にいただいた回答から一部を、そのまま掲載しています。
- ■LINEの持つデジタル広告への考え方と今後の展望を学ぶ目的で参加しました。実践的にデジタル広告を扱った施策を考案することができ、考え方を学ぶことができた。初日のインプットでのLINE社員の熱いパッションを感じて、マネタイズ軸というよりは本気でユーザーにより良いコンテンツを届けるためにやっているんだと感じて、総じて学びがありました。
- ■擬似的なヒアリングや、商談への帯同などは、インターンでも割とあることだと思うが、インターンで実際のクライアント様にヒアリング・ご提案するというのは聞いたことがなかった。
実際のヒアリング・ご提案を通して、自分の仮説が間違っていたことが明らかになったり、一方で新しいファクトが出てきたり、それを元に仮説を作り直してご提案につなげたりと、業界の動向やクライアント様の意向、LINE社の役割意識等が複雑に絡まりあっていることを確認しながら、営業活動を行うことができたのは、このような形のインターンシップならではだと感じた。
- ■参加目的は、LINE社の基幹事業である広告事業がどのように売上を立て、クライアントの目的に対してどのように、また、どのようなソリューションを提供しているのかを知ることだった。
目的は達成できたと思う。インプットを活用して、実際にアウトプットを出さなければならないカリキュラムであり、クライアント様へのご提案に際しては、LINE社の広告プロダクトについての理解が必須であったため、メンターの方にもお聞きしながら自分なりにインプットを消化して、アウトプットに繋げることができた。
- ■企画営業職のイメージがすごくよくなりました! もともと自分に営業職が向いていなさそうという理由で営業職を敬遠していたのですが、実際の業務を体験してみて、イメージしていたものと全く違い、悪い意味での営業のイメージが払拭されました。それまで就活の軸が職種とプロダクトの二軸だったのですが、それらに優先順位がついて自分が愛を持てるプロダクトなら職種はあまり関係ないなと思いました。また、杉本さんなどのように、もともと営業志望じゃなかったという方もおり、「案外やってみればなんとかなるんじゃないか」と思うようになりました。この視点が今回参加して得たものの中で一番大きかったです。
- ■もともと営業のイメージは、「とにかく売る」というものだったが、今回のインターンシップを通して、LINE社の営業はクライアント様の課題を共に見つけ出し、それに対して多様な広告プロダクトを活用したソリューションを提案し、共に実行していくというものであると理解した。サービスやプロダクトが強く、提案できる幅が広い分、考えないといけない部分も多くなり、難しいだろうなと感じる一方で、クライアント様の課題解決に向けて奔走する過程は楽しいだろうなとも感じた。
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- ※第2タームのエントリー締切は2020年1月27日(月)となっております。皆様からのご応募、心よりお待ちしております。