特にピンポイントでこんなスキルや経験、志向や思いを持った人にジョインしてほしいという部署・ポジションについて紹介する「〇〇さんを募集中」シリーズ。

今回は、スコアリングサービスLINE Scoreなどを運営するLINE Credit株式会社で、事業戦略や営業などを担当する小林に、具体的なジョインしてほしい人物像と求める役割について話してもらいました。



――まずは自己紹介をお願いします(入社した経緯、LINE Creditにジョインするまで)。

小林:新卒でクレジットカード会社に入社し、約6年間で企画や営業、債権管理などを経験しました。その後、IT企業に転職して、決済システムのプロジェクトマネジメントや、投資信託ビジネスの立ち上げを経て、2019年の6月にLINEに入社しました。ちょうどLINE Scoreがリリースされた時期です。

LINEに転職するきっかけが、LINE Creditが運営するスコアリング事業です。今後、伸びていく事業だと思いましたし、未開拓の分野であれば、自分自身が主体的に関与してビジネスモデルを創造していける。そういった期待をもって、入社を決めました。




――LINE Creditで展開しているサービスの概要について教えてください。

小林:2019年の6月にリリースしたLINE Scoreは、コミュニケーションアプリ「LINE」や、LINEのファミリーサービスの利用状況から得られる行動傾向のデータ、ユーザーがLINE Scoreの初回利用時に回答する追加情報などをもとに、スコアが算出されます。

ユーザーは算出されたスコアによって、最適なキャンペーンや特典などを利用できるサービスです。

例えば、今年の8月に公開した個人向けローンサービス「LINE Pocket Money」は、従来の信用情報とLINE Scoreで算出されたスコアを掛け合わせて、ユーザーごとに利用可能額や貸付利率が変わります。今は、LINE Scoreを持っていることで、利用できるキャンペーンや特典を増やしているところです。

現在、スコアの外部への提供は行っていませんが、外部サービスとの連携も検討しています。LINE Scoreの認知拡大とユーザーの獲得、LINE Score自体の価値を高めるための利用先の拡大を同時に行っています。

――LINE Creditの事業領域の魅力、他社と比較したときの強みは何ですか?

小林:今は、他社もスコアリング事業をやり始めているので、市場自体が拡大しつつある状況です。LINE Scoreも含め、まだまだブラッシュアップしていくフェーズだと思っています。まずは、ユーザーにスコアリングサービス自体の価値や活用方法を発信していく必要があるので、他社のサービスも含め、市場として盛り上がっていけば、それを追い風にできると思っています。

LINE Scoreとしては、より良いサービスを目指しながら市場の成長を牽引し、その中でのシェア獲得も目指したいと思っています。

スコアリングサービス自体、これまでユーザーに馴染みがないものだと思います。そのような場合、ユーザーとの密なコミュニケーションが、何よりも重要になってきます。LINE Scoreは、そういったコミュニケーションの場面で十分に配慮していることが、強みだと思っています。

スコアリング事業は、ユーザーの行動傾向や、任意で入力してもらう個人情報など、様々なデータを取り扱う非常にセンシティブな領域なので、より一層の配慮が求められるんです。

LINE Scoreは、必ずユーザーの同意を得て登録いただいてますし、同意する際の文言や各説明についても、わかりやすさを徹底的に意識しています。このあたりは、「LINE」という老若男女に使われているサービスを運営してきた知見が活かされていると思いますね。Webサービスにそこまで詳しくない人も多いですし、日常的に利用されるLINEというサービスの中で、できるだけ誰が見てもわかりやすい説明と表記にしたい。そういった部分には、かなり力を入れて改善を重ねています。

もちろん、LINEという圧倒的なユーザー数を抱えるプラットフォーム上で、サービス展開できることも大きな強みです。LINE Scoreという新たなアプリをダウンロードすることなく利用できますので。

そもそもLINEは、様々なサービスを展開しているので、スコアの算定に今後、活用できる可能性があるデータの量も幅も、豊富です。さらに、今後はユーザーに、個別の同意をいただくことを前提に、スコアの外部提供も検討している段階です。




――「LINE Score」は現在、事業としてどんなフェーズですか?

小林:今は、スコアを算出してくれるユーザーを増やすとともに、スコアを持つユーザーへのキャンペーンや特典を増やしています。ユーザーにとっては利用特典が得られますし、企業と提供するサービス、すべてを繋げながらLINE Scoreの価値を高めているフェーズですね。

事業的な側面では、ビジネスとしてどう収益を立てるかについても、しっかりと検討しているところです。対外的な営業活動だけでなく、社内ルールの整備やマニュアルの作成など、組織の基礎づくりのような仕事も非常に多くなっていますね。要は、サービスは公開したけど事業としては、まだまだこれからが勝負。基礎を固めつつ、進むべき方向性を模索しています。

そもそも、日本ではスコアリングサービス自体「人々を監視する得体の知れないもの」というイメージで語られることが多々あります。我々としては、それを「将来の信用をスコア化することで、あらゆるものを安心で身近なものにする、日常生活を豊かにするもの」というイメージに変えていきたいと思っています。こういった普及活動も、同時に進めていこうとしている段階です。

――今、採用したいポジションには、どういう役割を期待していますか?

小林:サービスの立ち上げ段階なので、「サービス企画的な動き方」と「営業的な動き方」、この両方を行っていただくことに期待しています。構想を立て、実現に向けて動く。この両面を通して動ける方が良いですね。逆に企画だけ、営業だけのプロフェッショナルという方は、ミスマッチになるかもしれません。

例えば、市場調査や競合分析、事業戦略などのサービスそのものを企画し、外部サービス・企業の課題やニーズを汲み取る。そしてLINE Scoreによって、解決をお手伝いする法人営業の開拓もして、その連携を最大化するためのプロモーションまでやる。ただ手当たり次第に数を増やすことではなく、今後の事業の展開・戦略も描きつつ、戦略的に営業をかけられる人が欲しいと思っています。

すごくハイスペックに感じられますが、LINE Scoreでできることを考え、その実現に向けて全方位的な意識を持って進められる人です。こういった立ち上げならではの、様々な経験ができる環境を醍醐味に感じてくれる人がいいですね。




――なぜ、人を増やしたいのですか?

小林:今は、メンバー全員がルール整備や企画、営業活動まで幅広く行っています。土台づくりを進めつつ、サービスを大きくしていくイメージですね。なので、企画と営業、どちらもできる・やりたい人を必要としています。

大企業というより、スタートアップで働くことに興味がある人には、刺激的で本当に面白い環境だと思います。また、今後は提案型の法人営業が増えてきますので、特に営業経験がある方のノウハウを活かして、チームとしての営業力を高めていきたいんです。

なので、求める経験やスキルとしては、提案型の法人営業経験を重視したいと思っています。提案型の営業経験が3年以上ある方であれば、業界などは問いません。

LINE Creditのサービスを通して、企業の課題解決をするコンサルティングが業務になるので、問題の本質を見抜くことができ、改善の余地を見つけた時に批判するだけでなく、建設的に解決方法を提案できる方。デスクワークだけでなく、かといって営業だけでもなく、企画全般から営業全般まで幅広く、前向きに業務に取り組んでいただけるかが、ポイントです。

――最後に、少しでも興味を持ってくれた方にメッセージを。

小林:スコアリングビジネス自体、まだまだこれからのビジネスなので、LINE Scoreに決まったやり方やセオリーは、まだ存在していません。自分でルールを作り、様々な業界へ自分なりの提案をし、ビジネスを創りあげていく。そんなチャレンジにワクワクしていただける方は、この仕事にきっとマッチするはずです。ぜひ、ご応募お待ちしています。


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